スマートフォン所有率16.5%、男性20-30代は3割超え(2011年)

2011/06/18 06:51

メディア環境研究所は2011年6月25日、毎年2月に実施している「メディア定点調査」の最新版「メディア定点調査・2011」の抜粋編を発表した。今回発表された抜粋編では公開スタイルにおいて幾つかの変更があり、これまで当サイトで継続掲載していた記事の執筆が不可能となった。今回はそれに代わり「トピックス」の形で紹介されていた、少々気になるデータを取り上げることにする。具体的にはスマートフォンの所有状況と、ツイッターの利用状況についてである(【発表ページ】)。

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今調査は郵送調査方式で行われ、2011年2月4日に発送、2月17日投函を締め切りとしたもの。東京・大阪・愛知・高知の四地区を対象に RDD(Random Digit Dialing)方式で選ばれた15-69歳の男女に対し調査票が計2953通送付され、2744通が回収された。デジタル手段ではなく、郵送方式で調査が行われたことから、比較的片寄りの無い、昨今の状況を表したデータといえる。なお、特記無き限りデータは基本的に(今回公開対象となった)東京地区のもの。また、調査実施期日が今年の2月であることから、東日本大地震におけるメディアに対する印象・価値観の違いは反映されていないことに留意しておく必要がある。

今調査ではスマートフォンの所有状況について、昨年との比較値が掲載されている。2010年の時点では9.8%、それが2011年になるとほぼ2倍の16.5%にまでの伸びている。

↑ スマートフォン所有状況
↑ スマートフォン所有状況

【個人の携帯電話やパソコン利用率をグラフ化してみる(2010年分反映版)】によれば、携帯電話の所有率は全体で約3/4。ここから試算すると大体モバイル端末所有者の4-5人に一人がスマートフォン所有者ということになる。昨今の主要携帯電話キャリアにおいても、新製品の中心はスマートフォンであるところを見ると、普及の流れは今後さらに加速していくに違いない。

このデータを性別・世代別に区分したのが次のグラフ。

↑ スマートフォン所有状況(性別・世代別)
↑ スマートフォン所有状況(性別・世代別)

スマートフォンに限らないが、デジタル系の新アイテムは若年-中堅の男性(いわゆるデジタルマニア、ギーク層)に浸透し、そこから波及していく傾向が強い。スマートフォンもまたその例にならい、20-30代の男性の所有率が最も高い値を示しているのが分かる。

また、男性の40-50代の所有率以上に、女性20代の伸びが目に留まる。最近はスタイリッシュなデザインのものも増えてきたことから、元々携帯電話の性能には目ざとい若年女性の間にも、スマートフォンが受け入れられるようになったということだろう。

地域別では東京がもっとも所有率が高く16.5%、他地域では10%内外に留まっている。

↑ スマートフォン所有状況(性別・世代別)
↑ スマートフォン所有状況(性別・世代別)

新製品の浸透度の違い、購入ルートが身近にあるか否かなど、地域によって違いが出る理由はいくつか考えられるが、東京での所有率の高さはそれなりに納得ができる。愛知が大阪や高知と比べて高いのは地域性の問題もあるかもしれないものの、誤差の範囲とも考えられる。残念ながら公開されているデータはここまでなので、これ以上の判断は難しい。



地域性といえば調査結果にはごく一部ではあるが、ツイッターの閲覧頻度・有無についてのデータも寄せられており、そちらにも地域性が現れている。

↑ ツイッター閲覧状況(地域別)
↑ ツイッター閲覧状況(地域別)

スマートフォン利用者はツイッターなどのソーシャルメディアを多用するという話はよく耳にするが、スマートフォン所有率では上の愛知が、大阪よりも閲覧頻度が低いところを見ると、完全な因果関係にあるとは言い難いことが分かる。

またこの値を基に全体値を算出したのが次のグラフ。ウェイトバックをかけていない(基準値が分からないので単純に個々要素の人数を算出して計算したのみ)のであくまでも概算だが、大体状況はつかめる。

↑ ツイッター閲覧状況(全体、ウェイトバック無し)
↑ ツイッター閲覧状況(全体、ウェイトバック無し)

週一以上で使う人は約13%、まったく見向きもしない人は8割近く。世間一般のツイッターのイメージとほぼ一致する。色々と話題に登ることが増えてきたツイッターではあるが、現状はまだこの程度であるということが改めて認識できよう。

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