後悔先立たず…ネット時代の「しまった」経験

2011/06/17 07:04

ついうっかり不特定多数の人が情報へアクセスできる環境が整備されたインターネット時代では、時としてささいなミスで、あるいは判断の誤りで、そして「若さゆえの過ち」で、後に頭を抱えてしまう情報を公にしてしまうことがある。他人に相談したり聞くこともはばかられるような話だが、決してありえない事でも無い。アメリカの家電製品比較サイト【retrevo】では、自分自身に関する「後で悔やむような自分自身に関する投稿」についての調査結果を発表している。

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今調査は2011年6月にRetrevo.comを利用しているユーザーに対して行われたもので、有効回答数は1000人以上。性別・年齢・年収・場所の区分において、アメリカ全体の比率と同じになるように調整をしてある。

今調査では、先日物議をかもしたアメリカ・ニューヨーク選出の民主党下院議員Anthony Weiner(アンソニー・ウィナー)氏のことが語られている。同氏はツイッター仲間の女性に自分の「下半身」(一応パンツを履いた状態)を写した写真を贈り、贈られた女性が当局に告発し事態が発覚、大問題となっている。


↑ 同事件を報じるニュース。
↑ 同事件を報じるニュース。

原文タイトルも「Don't Be a Weiner (or a Loser): Think Before You Post」で、「ウィナー(勝利者のWinnerとウィナー氏の名前をかけている)=敗北者にならないよう気を付けよう。投稿前にはちょっと考えてネ」である。

ともあれこのような写真をはじめ、プライベートな情報など、自分自身に関する「対外的に公知されるとマズいもの、後悔するモノ」を自ら投稿した経験があるか否かを聞いた結果が次のグラフ。同様の調査をほぼ一年前にも行っており、その回答も併記されていたので、グラフでまとめておく。

↑ 後悔するような「自分自身に関する」モノを投稿した経験がある
↑ 後悔するような「自分自身に関する」モノを投稿した経験がある

(原文でもこのままで、25歳はどちらに入るのか判断に迷うところがあるが、ともあれ)若年層の「後悔」投稿経験率が中堅層以上の2倍近くなのが興味深い。冒頭で「若さゆえの過ち」云々としたのも、この傾向を表現したものだ。

一方、そのような「過ち的投稿」をした人は、どのような結末を迎えたのかも気になるところ。その回答も今調査では尋ねている。何も手立てを講じず、何の問題も起きなかった人は全体比で11%、投稿経験者に限れば31%でしかない。

↑ 後悔するような「自分自身に関する」モノを投稿した経験はありますか(全体・後悔したあとの状況別)
↑ 後悔するような「自分自身に関する」モノを投稿した経験はありますか(全体・後悔したあとの状況別)

何らかの問題が発生した人は、全体比で9%・投稿経験者限定なら26%。中には結婚がダメになってしまった人もいる。他方、何とか手立てを講じて問題を解決した人も15%に登る。

なお今調査では保有・利用端末別でも区分しているが、やはり「気軽に持ち運べて利用できる」スマートフォン利用者の方が、「過ち」をしてしまう割合は大きい。

↑ 後悔するような「自分自身に関する」モノを投稿した経験がある(利用端末別)
↑ 後悔するような「自分自身に関する」モノを投稿した経験がある(利用端末別)

同じスマートフォンでもiPhoneの方が「過ち」経験率が高いのは面白い傾向。それだけ身近な存在として生活に溶け込んでいて、「つい」「うっかり」「気軽に考えて」投稿してしまうからだろう。

日本ではこのような調査はあまり耳にしたことが無いが、状況的にはほぼ同じようなものと思われる。特に若年層、ネットリテラシーを十分に認識していない層は、投稿直後、あるいはしばらく時を経て、大いに後悔している事も多数に及んでいるに違いない。「他山の石」の言葉にもあるように、今件データをよく読み、くれぐれも気を付けて欲しいものだ。


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