「テレビ観ながら」タブレット機やスマートフォン7割、でも電子書籍リーダーは?

2011/06/20 06:43

寝ながらスマホ【日本語フォントに正式…対応米アマゾンで電子書籍リーダー・キンドルの新型登場。139ドルの廉価版も】のように日本語に正式対応を果たしながら未だに日本国内での正式展開の話が進んでいないアマゾンの「キンドル」をはじめとした電子書籍リーダー(専用機)、iPadに代表されるタブレット機、そして今や日本国内でもモバイル機でもっとも注目を集めているスマートフォン。携帯型情報端末はさまざまなスタイルのものが普及しはじめている。持ち運びが容易なため、これらの端末は色々な場面で使われ、いわゆる「ながら」利用をされることも多いのが特徴。先日ニールセンから発表された調査結果の一部【In the U.S., Tablets are TV Buddies while eReaders Make Great Bedfellows】では、「アメリカにおける」携帯型情報端末の利用スタイルで、それぞれの違いが見えてくる数字が描かれていた。

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今回発表されたデータは2011年の第1四半期に、インターネットに接続可能な携帯型情報端末を持つ人約1万2000人(アメリカ在住)に対して行われた調査結果のもので、後日発表されるであろうレポート「Q1 2011 Mobile Connected Device Report」のダイジェスト版。

それによると、スマートフォン利用者のうち「テレビを視聴しながら利用する」人は68%、タブレット機は70%に達している。ところが電子書籍リーダーの場合、わずか35%しかおらず、スマートフォン・タブレット機とは対照的な値となった。

↑ どのような場面で該当機器を使うか
↑ どのような場面で該当機器を使うか

タブレット機やスマートフォンは「テレビ番組を観ながらでも操作できる」内容のソフトが多いものの、電子書籍リーダーは基本的に「読書する」ものであり、テレビを観ながら本を読むことの難しさが現れている。同様の結果は「友達や家族と一緒」などでも確認できる。

逆に「ベッド(で横たわる)」時は電子書籍リーダーは最愛の友となる。まるで寝る前に小説を読み進めるように、あるいはちょっとした気晴らしにベッドに横たわってライトノベルに目を通すかのような感覚で、電子書籍リーダーを使った「読書」をしているものと思われる。

気になるのは「お風呂の中」。この選択肢があること自体驚いたが、回答者が2割前後に達していることには目を疑った。耐水用品を用いた上での話なのだろうが、電子機器を入浴中に使うのは(個人的な考えだが)少々リスクが大きく、避けた方が良いように思える(もちろん、それだけ身近な存在という解釈もできる)。

上のグラフは「使っているか否か」を聞いたものだが、使っている時間配分を尋ねたのが次のグラフ。こちらも興味深い動きを見せている。

↑ 各機器を使う時間配分(一緒にしている行動・場面)
↑ 各機器を使う時間配分(一緒にしている行動・場面)

タブレット機が本当に「テレビのお供」状態になっていることが分かる。使用時間の3割が「テレビと一緒に使っている」。一方電子書籍リーダーは直上で触れたように「小説のように、ベッドのお供として」大活躍状態。スマートフォンはある意味「総合携帯情報端末」として浸透しているようで、色々な場面でまんべんなく使われている。特に「お風呂の中で」の利用時間配分が1割に達しているのが、「いつでも、どこでも」感を代表する値といえる。



日本ではアメリカと比べてタブレット機の浸透はまだ始まったばかりであるし、ましてや電子書籍リーダー(専用機として)は普及の道筋すら見えてこない状態。しかし遅かれ早かれアメリカと似たような状況になることは、容易に想像がつく。社会文化の違いもあり、そのままトレースするようなことにはならないだろうが、今回の発表結果と似たような傾向を示す動きを見せるに違いない。

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