小康状態に…SBMが純増数でトップがさらに続く(2011年5月末携帯電話契約数動向)

2011/06/08 19:30

電気通信事業者協会(TCA)は2011年6月7日、2011年5月末時点の携帯電話及びPHSの契約数を発表した。それによると同年5月末時点の携帯電話の契約数は1億2072万5100件となった。これは前月比で0.5%のプラスになる。また、純増数ではソフトバンクモバイルが29万9000件の増加で先月から続き主要グループ中トップとなった(【発表リリース】)。

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2011年5月末時点の主なデータは次の通り。

・携帯電話全体……1億2072万5100件
・事業者別
 NTTドコモ……5826万0800件(+6万3000)
 au(KDDIなど)……3325万0000件(+11万0900)
 ソフトバンクモバイル……2594万7000件(+29万9000)
 イー・モバイル……326万7300件(+7万5000)
携帯電話契約件数
↑ 携帯電話契約件数

携帯電話契約件数(増減)
↑ 携帯電話契約件数(増減)

「携帯電話契約件数(増減)」のグラフを見れば分かるが、毎年5月はいわゆる「春商戦」が終わり夏の新規モデルの展開までの小休憩的な状態となり、各社とも動きは抑え目になる。そのような状況下でソフトバンクモバイルが伸びを見せているのは、4月末発売の「iPhone4」と「iPad2」によるところが大きい。さらにいえば「ホワイト学割 with家族2011」の締切が5月末だったため、これの駆け込み需要も貢献したようだ。

順位としては第二位に躍進したKDDIは、スマートフォンの販売によるところが大きい。そのスマートフォンの調達不足や、夏の新モデルを発表したためにその購入待ちが増えたため、ドコモは第四位に甘んじることになった。

ドコモの停滞がスマートフォンの需給バランスに一因があること、KDDIの堅調さの起因もスマートフォンの新モデルの売上が堅調だった点にあること、そして何よりソフトバンクモバイルの伸びが「iPad2」と共に「iPhone4」によるところが大きかったことなど、昨今は各社ともスマートフォンの新製品を中心に売り上げを伸ばしている。エンタメソフトや汎用ツールの制作会社の中にはシェア拡大を見越して、ソフト開発の主軸ラインの一つにスマートフォンを視野に納める動きもある。また、既存のウェブサービスを提供する会社でも、最近はスマートフォン向けの専用アプリやサイトを創る動きが活発化している。

今後は東日本大地震での教訓を経て、ライフラインとしての立ち位置から、「情報集約端末」的な活躍が期待される携帯電話(スマートフォンなども含む。モバイル端末と表現すべきか)。インフラの最低条件、存在責務といえる「使っていること・存在そのものを改めて気が付かれることなく、常に安定してサービスを提供しつづけること」を果たすべく、各社ともこれまで以上の努力が求められよう。


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