【更新】「火薬庫の上を歩いているような感はある」…海外投資家、29週連続の買い超し(11/05/26)

2011/05/26 19:30

東京証券取引所は2011年5月26日、2011年5月16日から5月20日(5月第3週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は3兆4398億6805万3000円なのに対し、買い総額は3兆4793億0182万9000円となり、差し引き394億3377万6000円の買い超しとなった。これは先週から続いて29週連続の買い超しとなる。なお法人は売り超しを継続し、個人・証券会社は買い超しを継続している([最新発表リリース、PDF])。

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5月16日から5月20日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……4571億6445万8000円/4547億2219万6000円(24億4226万2000円売超)
・個人……8389億6441万8000円/8975億1965万8000円(585億5524万0000円買超)
・外国人……3兆4398億6805万3000円/3兆4793億0182万9000円(394億3377万6000円買超)
・証券会社……758億5298万4000円/797億4377万5000円(38億9079万1000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

4月18日-22日……833億1183万6000円買超
4月25日-28日……1277億1467万8000円買超
5月2日-6日……701億9533万8000円買超
5月9日-13日……890億6713万6000円買超
5月16日-20日……394億3377万6000円買超

今回計測週は出来高が減少する中で、狭いレンジ内での取引となった。国内外で積極的に買い進められる材料はあまりなく、売り材料はかさむものの、強いインパクトを市場に与えるものが具体的に生じていないのが、市場がもみ合い状態となる要因。火薬庫の上を歩いているような感はあるが、火がつかない限りは「リスクはあれど実害無し」というところ。

各種調査によれば、東日本大地震そのものの震災はもちろんだが、それに伴うインフラへの大きなダメージ、そして各種対応への幼稚な失策の数々が、消費マインドに少なからぬ影を落としている。節電に伴う商工業の生産力低下と共に、消費側の心理変化が今後の経済にどのような影響を及ぼし、それが間接的に株価にいかなる影響を及ぼし得るのか。今後も注意深く、多方面から経済情勢を見守る必要がありそうだ。

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