平日と休日の食事時間帯をグラフ化してみる(2016年)(最新)

2016/03/06 05:15

多くの人にとって食事は毎日三食欠かせないものであるが、就業・就学スタイルをはじめとした生活様式、家族構成や習慣により、その摂取時間は大いに違いを見せる。今回はNHK放送文化研究所が2016年2月17日に発表した2015年国民生活時間調査の報告書をもとに、食事の摂取時間帯動向を確認していくことにする(【発表リリース:2015年 国民生活時間調査】)。

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食事は一日三回、朝昼夜


今調査の調査要項は先行記事【大きく減ったテレビを観る人、高齢者は相変わらず高視聴率だが…(2016年)(最新)】で記載済みなのでそちらを確認のこと。なおグラフ中の時間帯の区切りに関する表記は「直前区分からその時間まで」を意味する。今件では30分区切りでの精査なので、例えば「13時30分」なら「13時00分-13時30分」である。

食事時間帯の動向は、食事をし「ながら」テレビを見る傾向が強いことから、【テレビを観るのは朝昼夕食時、夜はやっぱり多めです】【テレビ観る時「ながら」と「専念」どちらが多い?】などである程度推測できる。つまりテレビ視聴のうち「ながら」の行為者率が高い部分で食事をしている、とするもの(もちろんテレビを観ずに食事をする人もいるし、食事以外の「ながら」をしながらテレビを観る人もいる)。ただし平日の昼間は職場や学校で食事を摂る人も多いため、テレビの「ながら視聴」の比率は低めとなる。

↑ 全体・平日におけるテレビの視聴行為率(2015年、スタイル別)(再録)
↑ 全体・平日におけるテレビの視聴行為率(2015年、スタイル別)(再録)

↑ 全体・日曜におけるテレビの視聴行為率(2015年、スタイル別)(再録)
↑ 全体・日曜におけるテレビの視聴行為率(2015年、スタイル別)(再録)

それでは肝心の食事における平均行為者の推移はどのようなものだろうか。平日と日曜に関して、その動きを確認したのが次のグラフ。縦軸は双方で合わせてある。

↑ 食事の平均行為者率(平日、全体)(記載は終了時間)(2015年)
↑ 食事の平均行為者率(平日、全体)(記載は終了時間)(2015年)

↑ 食事の平均行為者率(日曜、全体)(記載は終了時間)(2015年)
↑ 食事の平均行為者率(日曜、全体)(記載は終了時間)(2015年)

一日三回大きな山が出来ており、多くの人が食事を一日三回取るライフスタイルが確立されているのが分かる。そしてよくその中身を見ると、

・平日より日曜の方が朝食時の行為者率が高くなる幅が広く、起床時間がまちまちなことが推測できる。

・平日の昼食時は時間帯が限られており、ピーク時の行為者率が高い。

・日曜夕食は平日夕食よりもピーク時の行為者率が高く、世代を問わず(≒家族で)時間を合わせて食事ができていると見受けられる。

・朝食のピークは平日の方がやや早い。

などの動きを読みとれる。特に最後の「朝食のピークは平日の方がやや早い」は、次のように平日・日曜を重ねて折れ線グラフにすることで明確化が可能。

↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)(2015年)
↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)(2015年)

朝食は起床時間がずれるのでピークやボリュームゾーンもずれる。日曜は幅広い状態となる。そして夕食は食事時間こそ変わらないものの、皆で食事を取るために該当時間帯の行為率が上がることが確認できる次第である。

少しずつ早まる朝食時間


いくぶん余談ではあるが、報告書では朝食時間に関して、平日の具体的値と共に「早起きの傾向と共に朝食が早まる」との示唆がなされている。これについて実際に詳細レポートが取得可能な2005年・2010年・2015年分に関して、平日と休日それぞれの動向を確認したのが次のグラフ。

↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)(朝、平日)
↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)(朝、平日)

↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)(朝、日曜)
↑ 食事の平均行為者率(全体)(記載は終了時間)(朝、日曜)

この10年に限っても、確かに平日では8時から8時半を区切りとして、それ以降は減退、それ以前は増加の動きを示している。日曜も7時から7時半をピークとしてそれより早い時間帯では増加、それ以降では減少。寝ている最中に食事は不可能なことを合わせ考えると、人々の生活リズムは全般的に早起き・早朝食へとシフトしているようだ。


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