「こどもの日」にちなんだデータをグラフ化してみる(世界編)

2011/05/05 19:30

世界と子供総務省統計局は2011年5月2日、毎年恒例の「こどもの日」にちなんだ各種統計を発表した。主に国勢調査のデータを基にした子供の数に関する統計結果で、色々と興味深い動きを見ることができる。今回はそれらのうち、世界全体としての動きについてグラフを生成してみることにした(【該当リリース、PDF】)。

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生成したのは「各国におけるこどもの割合」の表を基にしたグラフ。日本の場合は次のような動きが確認できている。

↑ 国勢調査を基にした年齢3国分別人口推移(全体比率)
↑ 国勢調査を基にした年齢3国分別人口推移(全体比率)(再録)

このグラフのうち、子供(0-14歳)の部分のみの比率を抽出し、世界各国の値で比較したものが次の図。各国で調査年次に違いがあるため厳密な比較はできないが(最大で10年ほどの差異がある)、日本が非常に低い値であることが改めて実感できる。

↑ 各国における子供(0-14歳)の割合(2000年時点で人口4000万人以上の国)
↑ 各国における子供(0-14歳)の割合(2000年時点で人口4000万人以上の国)

これは【国の合計特殊出生率推移をグラフ化してみる】でも触れたように医療体制・技術の充実や、各種社会的インフラの普及・安定化による平均寿命の伸びに加え、【日本の「恋愛結婚」「見合い結婚」の推移をグラフ化してみる】で説明しているように結婚周りにおける社会習慣の変化をはじめとした、「先進国病」ともいえる出生率の低下が大きな要因。さらに若年層数・率の低下による同層の社会的・政治的発言力の低下に伴い、彼らに背を向けた施策が取られるようになり、ますます出生率が低下するという悪循環が生じているのも否めない。

子供の比率が高い国には、平均寿命が短く、結果として子供比率が高いところも多く、一概に比率が高ければよいというものではない。しかしながら社会保障制度などのことを考えれば、日本の値は余りにも低く、バランスが悪い。今現在のためだけでなく、将来も見越した、中長期的な視野に立った施策が求められよう。

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