【更新】納豆や水、乳製品はまだまだ?…本震後一か月で品不足の多くは解消へ

2011/05/02 07:10

ヨーグルト無双リサーチ・アンド・ディベロプメントは2011年4月25日、東日本大地震の本震一か月後における、首都圏での生活・意識に関する調査結果を発表した。それによると調査母体では本震から一か月の間、牛乳・乳製品や納豆、パン、乾電池、ガソリンなど多数の品目で「品不足で困った」と実感している人が多数に及んでいることが分かった。一か月が経過した調査時点では多くの品目で品不足は解消の動きを見せているが、今なお納豆や牛乳・乳製品、ミネラルウォーターなどは品不足感も確認できる([発表リリース、pdf])。

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今調査は2011年4月8日から11日にかけて首都圏40キロ圏内に住む18-74歳の男女に対して、インターネット経由で行われたもの。有効回答数は3088人。また2010年10月20日から11月1日にも同様の調査が行われており、こちらの有効回答数は4260人。両者とも国勢調査の人口構成比にあわせてウェイトバックを実施している。また、2010年10月の調査回答者に対し、2011年4月の調査が依頼されている。

現在は個々が肌身で感じているように状況の改善が見られるものの、【乾電池、水、ガソリン…震災後の品不足感、関西より関東が上】【地震後に「インスタント」「水」「米やパン」をまとめ買い・「電池」は買いだめ出来ず】にもある通り、東日本大地震の本震直後からしばらくは直接の被災地以外の地域でも、流通網の混乱や生産拠点の被害、被災地への輸送優先などの影響で、各小売店などで品不足が生じていた。今調査母体においても、本震から一か月の間は「牛乳・乳製品」「納豆」「パン」などの身近な食品をはじめ、多くの商品において品不足を実感し、困った状況であると認識されている。

↑ 品不足で困った商品
↑ 品不足で困った商品

一か月が経過した調査時点においては、多くの商品の供給状況が安定化し、「困った」という回答率も低下している。しかし「納豆」が相変わらず4割を超え、「牛乳・乳製品」が3割超えを見せているように、一部商品では未だに需給バランスに難がある商品が存在しているのが分かる(今件は首都圏を対象としていることに注意。日本全体で似たような認識がなされているということでは無い)。

売り切れ例えば[産経新聞の記述]などにもあるように、ヨーグルトの品不足が続いているのは電力問題に加え、生産拠点(ヨーグルトそのものに加えて包装材メーカーも)が被災しているのが要因。納豆も同様で、茨城県を中心に主力地域が被災したのが原因([北海道新聞]))。これら一部の商品は供給数そのものが減少しているので、品不足が続くのは仕方ないともいえる。

また【地震後に「インスタント」「水」「米やパン」をまとめ買い・「電池」は買いだめ出来ず】でも指摘しているのだが、小売店での品不足は確かに発生したが、買い占め・まとめ買いをした人は少数派であることが今回調査でも明らかにされている。

↑ あわてて買い/多め買いをした
↑ あわてて買い/多め買いをした

昨今の小売・流通はいわゆる「カンバン方式」(極力在庫を持たず、必要な分だけ必要な時にジャストインタイムで生産・流通・販売する仕組み)化が進んでいる。また、対象商エリアの顧客期待者の多くが一度に来店し、商品を購入することは想定していない。今回のような突発的な出来事で不意に多くの需要が生じ、さらに流通・生産が混乱すれば、例えごく一部の人がまとめ買いをしても、商品が棚から消えてしまう状況は容易にありうる。そしてその「空になった棚」が「商品が無くなるかも」という公知効果を生み出してしまい、買い占めの悪循環が起きるという次第だ。

↑ 買いだめ行動のきっかけ(あわてて買い/多め買いをした人限定、3つまでの複数回答)
↑ 買いだめ行動のきっかけ(あわてて買い/多め買いをした人限定、3つまでの複数回答)

今件調査でも「実際に店頭で商品が足りなくなっていたので」買い占め・買いだめをしたという人が、買いだめ行動をした人の6割にも達し、群を抜く結果となっている。

納豆や乳製品のような買い置きが出来ないものは話は別になるが、トイレットペーパーや乾電池、水、米など、今回特に品不足が目立った商品の多くは、それなりの保存が効くもの。今回のような状況になっても慌てることのないよう、常日頃から(安売りをしている時にでも)まとめ買いをしておくのをお勧めしたい。節約にもなるし、安心を買うことにもなるのだから。

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