2011年3月度コンビニ売上高は7.7%のプラス(震災で営業停止店舗などは除く参考値)

2011/04/21 06:55

日本フランチャイズチェーン協会は2011年4月20日、2011年3月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると3月は来客数は5か月ぶりにマイナスとなったものの、平均客単価は大幅にプラスとなり、これが売上高を引き上げる形となった。既存店ベースの売上高は前年同月比+7.7%と5か月連続のプラスを記録している。なお今回計測月は東日本大地震で営業停止などに陥った店舗のデータは含まれておらず、参考数値としての発表になる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事のまとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明済み。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は5か月連続のプラス、全店も5か月連続のプラス
・全店ベース……+9.2%
・既存店ベース…+7.7%

●店舗数(前年同月比)
・+1.6%

●来店客数:既存店は5か月ぶりのマイナス、全店は5か月連続のプラス
・全店ベース……+0.5%
・既存店ベース…-0.6%

●平均客単価:既存店は4か月連続のプラス、全店も4か月連続のプラス
・全店ベース……+8.7%(623.0円)
・既存店ベース…+8.3%(614.1円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+1.0%
・加工食品……+3.7%
・非食品………+23.8%←たばこ以外に乾電池などのまとめ買い
・サービス……-2.4%
・合計…………+9.2%

※既存店……1年以上営業中の店舗

3月は御承知の通り3月11日に東日本大地震が発生し、その後の余震・震災などによって大きな変化が生じている。先月まで「非食品項目」の動向を大きく左右していた「たばこ」一つにしても、【JT、たばこ全製品の出荷を3月30日から4月10日まで停止・以降は銘柄限定で量産】などにもあるように3月中は商品の供給が不安定なものとなっているし、その他の商品も多くの商品、特に食品周りで供給不足・需要過多の状態が確認されている。

状況的に様々な点で
特異な動き。
あくまでも参考値。
今回発表分は冒頭でも触れたように地震で営業を停止した店舗のデータは入っておらず、参考値としての公開になる。それを前提にした上で検証しても、客単価、特に非食品の伸びが非常に大きく、乾電池や懐中電灯、医薬品など、普段あまり購入されない商品がまとめて買われた可能性を示唆する値が出ている。また日配食品・加工食品共に伸び率が低めなのは、まとめ買いによる商品不足が起きるほど購入されていたとしても、供給そのものが低いレベルのものでしかなかったと考えれば納得がいく。

東日本大地震によって未だに営業がかなわないコンビニは少なからずある。商品の流通はそれなりに回復しているものの、生産工程に支障が生じているなどの理由で、商品棚には現時点でも空きが目立つ。また【「お一人様1個まで」】にもあるように、JTのたばこ生産銘柄の絞り込みと供給量の減退で、たばこを売りたくても在庫が少ない状態の店舗も多い。震災の影響による閉店店舗は時間の経過と共に「ある程度」回復してくるだろうが、これまでの分析を吹き飛ばすような状況は、ここしばらく続くものと思われる。

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