【更新】東京電力、「海外プレス向け」公開サイトで写真も動画も大量公開中

2011/04/18 12:00

写真先日発表された【福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋】で、単にカオス的な混乱状態から一歩抜けだした感はあるものの、未だに不確定要素が多く、さらに東京電力や政府、関係機関の対応や公開情報の内容・姿勢も二転三転を続けており、予断のならない状態が続いている、東京電力の福島第一原子力発電所。同原発の動向は逐次【プレスリリース】【専門ページ:東日本大震災後の福島第一・第二原子力発電所の状況】で公開されているが、それらの多くはテキストベース、PDFによる文章のもの。静止画や動画はそのほとんどがテレビや新聞などのいわゆる「4マス」を通じて知ることができるのが現状。ただし昨今では海外の報道機関のものをインターネット経由で取得でき、「日本国内の状況」にも関わらず「海外経由からの情報」の方が詳しいという、妙な状況であるのも事実。その一端ともいえるのが、今回紹介するページ。東京電力の公式サイトにある英語ページなのだが、【トップページ】から誘導されているプレス向けのページ内にあるもので、日本国内向け公式ページでは見かけることの無い静止画や動画が大量に用意・公開され、誰もが自由に閲覧できる状態になっている([Resource Gallery内該当ページ]、【ソース:The Huffington Post】)。

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↑ 海外向けのトップページ
↑ 海外向けのトップページ

↑ プレス向け素材ページ
↑ [プレス向け素材ページ]

該当ページはプレス向けに「公開」している画像・動画データで、動画はmpg形式のものが圧縮された形で、静止画は直接撮影したものや動画からの取り込みの形のものがjpgで収録されている。現在確認できる最新のデータは4月17日付のもので、先日【東北地方太平洋沖地震による影響などについて】のプレスリリースの中で「遠隔操作ロボットによる3号機原子炉建屋内の現場状況(放射線量や温度、水溜まりの有無等)を確認。引き続き1号機原子炉建屋内の現場状況を確認予定」と言及され、今朝の報道でも一部で紹介された、そして【iRobot社のロボット福島原発への投入、朝日報じる】で以前紹介した、「ルンバ」などを製造しているアメリカのiRobot社から派遣されたロボットによる操作・測定の様子の画像が確認できる。



↑ iRobot社から派遣されたPackbotが福島第一原発の3号機で稼働している様子。3枚目の写真には防護服を着た作業員の姿も確認できるため、ガラスか何か越し、あるいはモニタ越しに撮影したものと思われる
↑ iRobot社から派遣されたPackbotが福島第一原発の3号機で稼働している様子。3枚目の写真には防護服を着た作業員の姿も確認できるため、ガラスか何か越し、あるいはモニタ越しに撮影したものと思われる

また、添付されている画像に対し、詳細な説明・解説のPDFファイルも複数確認できる。

↑ 4月11日付で公開された写真の撮影状況を示すPDFファイル
↑ 4月11日付で公開された写真の撮影状況を示すPDFファイル

これらの素材は、日本の報道と比して先行しがち、時には拡大解釈に過ぎる情報の露出を行う海外の報道に対し、適切かつ公式の情報を提示することで、誤認・誤解釈による暴走を防ぐ目的で公開されているものと想像できる。恐らくは日本の報道にも同様の措置がなされているのだろう。

しかし報道がすべての素材を使うとは限らず、また使って報じたとしてもそれが使用開始後ずっと公開されるものでも無い。さらには誤解釈による利用も多分にありうる。多くの人に状況の適切な把握をしてもらい、事態の進展を知ってもらい、不確かな情報のもとで不要な不安を駆り立てることを防ぐためには、日本語でこれらの情報を逐次公開すべきだろう。

当事国は日本で、当事者は日本に住む我々なのだから。

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