27か月ぶりに0.6%だが総販売額がプラスへ転じる…2011年2月度チェーンストア売上高、プラス0.6%

2011/04/01 12:10

【日本チェーンストア協会】は2011年3月31日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2011年2月度における販売統計速報を発表した。それによると2011年2月は衣料品の動きは鈍いものの、節分やバレンタインなどの季節イベントに絡んだ食料品や住関品の動きが良かったことから、総販売額は前年同月比で27か月ぶりにプラスへ転じ、+0.6%(店舗調整後)となった(【発表リリース】)。

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今調査結果は協会加入の62社・7927店舗に対して行われている。店舗数は先月比で8店舗増、前年同月比で274店舗減。売り場面積は前年同月比99.1%と0.9%ほど減っている。店舗数・売り場面積の前年同月比双方が減少する傾向が9か月連続しており、規模の縮小が懸念される。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……9252億8639万円
・食料品部門……構成比:65.7%(前年同月比100.5%、△0.5%)
・衣料品部門……構成比:9.1%(前年同月比98.5%、▲1.5%)
・住関品部門……構成比:19.2%(前年同月比101.7%、△1.7%)
・サービス部門…構成比:0.4%(前年同月比103.2%、△3.2%)
・その他…………構成比:5.6%(前年同月比101.5%、△1.5%)

季節のイベントが
大いに盛り上がり
食品や住関品が売れる。
2月は冒頭でも一部触れたように、消費者の生活防衛意識は継続しているものの、節分やバレンタインなど季節性イベントに関連した食料品・住関品の動きが堅調。両項目の売り上げを押し上げ、全体に占める構成比を高める結果となった。相対的に衣料品は減退。全体構成比で1割を切る結果が出ている。

食料品部門は店舗調整後で前年同月比プラス0.5%。相場高の玉ねぎ、じゃが芋、ニンジン、白菜が好調。その他値上げ報道のあったインスタントコーヒーが好調。イベントアイテムでは恵方巻やいわし関連品、手作り用板チョコの動きが良かった。

衣料品部門はまだ寒い日々が続いていたことから、コートやジャケット、セーターなどが好調。住関品では風邪薬をはじめとする医薬品、マスク、暖房機器、空気清浄機、LED電球などが売れている。

次回発表の3月分では先の東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)による影響が少なからず予想される。今回の日本チェーンストア協会からの発表が通常ペースと比べて一週間ほど遅い(去年同月は3月23日に出ている)ことも、同協会内の混乱ぶりを示しているといえる。期間にして2/3ほどだが、直接の影響が初めて数字となって現れる3月分がいかなる結果となるのか。気になるところだ。

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