2011年2月度外食産業売上はプラス1.5%・積極販促と新商品投入が奏功、特にファストフードで客数増加

2011/04/01 06:52

日本フードサービス協会は2011年3月25日、協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2011年2月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でプラス1.5%となり、8か月連続のプラスとなった。客単価の前年同月比はマイナスを続けているものの、客数が増加しているのが幸いし、売上を押し上げている(【発表リリース】)。

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今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が195、店舗数は29587店舗。今月は前月と比較して事業社数・店舗数共に大幅に減少している。

全業態すべてを合わせた2月度売り上げ状況は、前年同月比で101.5%と前年同月を1.5%上回り、先月から続いてプラスを見せることになった。今回計測月は気候や日取りの大きな影響は受けず、各社の積極的な販売促進キャンペーンや新商品の投入などが功を奏し、客数を前年同月比でプラス3.6%とすることができた。一方で低価格メニュー競争は継続中で、市場全体の単価を抑える状況。

業態別では「比較的」堅調なファストフードは全区分で売上がプラス。話題の絶えない牛丼チェーン店が含まれている「和風」では、「売上103.2%」「客数110.2%」「客単価93.7%」となり、今月も「商品単価を大きく下げて集客、売上アップ」の狙いは当たったもよう。ただし客数の増加率・客単価の減退率は先月と比べて大人しいものとなっており、値下げ効果が薄らいでたか、値下げ戦略を転換しはじめた雰囲気が見受けられる。一方、ファミリーレストラン部門は総売上・客数・客単価がほぼ前年同月と同じ。店舗数が1.5ポイントほど減っていることを考えれば、健闘していると表現できる。

全店データ
↑ 全店データ

特にファストフードで
客足は堅調。
ファミレスはやや弱め。
客単価減少は止まらずも
客数増加で補い売上アップ。
今月は日取りによる足かせ・天候による客足減退リスクは無く、純粋に店舗側の好調・不調が反映される形となった。客単価は前年同月で下落していることに違いはないが、下げ幅は前年同月比でマイナス2%内外での安定的な動きを見せており、そろそろ値下げ競争も限界に近い感は否めない。

今回の計測データで、8か月連続して既存店の売上高が前年同月比でプラスとなった。それぞれの月の一年前を確認すると、2010年2月では全体で「マイナス0.1%」、ファストフードで「プラス2.2%」、ファミレスで「マイナス1.8%」。今回対象月のプラスが単なるリバウンドではないことが分かる。

3月以降についてだが、同協会が【「金融措置について」(PDF)】というニュースレターを出すほど、状況の悪化が懸念される。地震の影響が最小限に留まってくれると良いのだが。

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