これからの備えを・消防庁の防災マニュアル
2011/03/31 12:00


スポンサードリンク

↑ 消防庁 防災マニュアル -震災対策啓発資料-トップページ
この「消防庁 防災マニュアル -震災対策啓発資料-」は特に開設の公知が直近で見当たらないので、以前から存在していたものと思われる(少なくとも2008年にはその存在が確認できる)。項目は「地震にあったら…防災地図から対応を見る」「揺れが収まったら」「地震が起きる前に」「防災お役立ちツール」に区分されており、「地震が起きる前に」「起きた瞬間」「地震に遭遇してゆれが収まってから」とすべての状況で適切なアドバイスを与えてくれている。
例えば「地震が起きる前に」では、「備え」としてどのようなことをすべきかが事細かに書かれている。単に避難袋を用意するだけではなく、地震の知識習得に始まり、家庭内防災会議や連絡方法の確認、避難路のチェック、出火防止のノウハウの習得、地震の際に被害を増加させそうな物品の状況改善(例えばタンスなどを固定する)など、指摘されれば「なるほど確かに」という類のものばかり。

↑ 「地震が起きる前に」。左側が大項目内メニューとなっている。
中でもすぐに役立ちそうなのが、【防災お役立ちツール】。各種用意すべきアイテムのチェックリスト用シート(備蓄品、非常持ち出し品、常時携行品)と、何かあった時に自分の身元をすぐに第三者に認識させられる「避難カード」がPDFファイルの形で提供されており、ダウンロードしてプリントアウトして使えるシロモノ。

↑ 備蓄品チェックシート。
例えば上の「備品用チェックシート」には「備蓄品は、災害復旧までの数日間を自足できるように準備しておくものです。災害後に取りに行けるよう、倉庫や車のトランクなどに分けて備蓄しておくと便利です」などという配慮のコメントも確認できる。
一応トップページでは「震災用」と記載されているが、それ以外の災害時にもフレキシブルに対応でき得る内容となっている。個人的には「底厚のスリッパ」を加えておきたいところだ(床にガラス破片が散らかった場合に使う。靴をそのまま履いても良いのだが)。
ともあれ、「知っている」と「知らない」とではいざという時に雲泥の差が出ることは言うまでも無い。「備えあれば憂いなし」の言葉通り、憂い無き日々を過ごせるよう、色々と考え、実践するための指針として目を通しておこう。
スポンサードリンク
関連記事
