食べ過ぎた時の気持ちがよみがえる広告

2011/03/25 12:00

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ENO自分の好物が目の前に差し出されると「食べ過ぎてはいけないけれども」「お腹が少々張ってきたけどまだまだ食べたい」と、ついつい余計に口にしてしまう。そしてさすがに漫画の表現のようなふくらみ具合にはならないものの、まるで「お腹の中に風船が入っているかのような」食べ過ぎ感を味わうことになる。そのような情景を想像させるのが、今回紹介する広告である(I Believe in Advertising)。


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↑ ぷくっと膨れたハンバーガー
↑ ぷくっと膨れたハンバーガー

これはタイをはじめとした東南アジア地域で浸透している胃腸薬「ENO(イノウ)」の広告。食べ過ぎ以外にも便秘などの時に用いられ、水に溶かして飲むタイプの飲み薬。要は胃酸的なものだと思えばよい。


↑ ENOのテレビCM。非常に分かりやすくユニーク。
↑ ENOのテレビCM。非常に分かりやすくユニーク。

さてこの広告だが、中央に配するハンバーガー……に見える風船は、空気が思いっきり詰まっていてピッチピチの状態にある。ただでさえこってりしていてボリューム満点そうに見えるのに、風船で極限まで膨らんだ状態なことで、ますます「一杯感」を覚えさせる。こんなものが自分の腹に入っているとしたらと考えると、それだけで満腹感を覚えそう。

そして右端には「ENO」のパッケージと「食べ過ぎをすっきりさせますよ」とのメッセージ。食欲に任せて欲張り過ぎて、自分のお腹がこの風船のように膨張している錯覚を覚えた経験を持つ人が見たら、この風船は「あるある、こんな体験」と思わせる。そしてそれだからこそ、「ENO」が頼もしく見えてくるという次第。

この広告には他にも二つほど、「美味しくて食べ過ぎてしまう」風船調の食べ物のパターンが用意されている。

↑ ロブスター
↑ ロブスター

↑ 豚足
↑ 豚足

ロブスターはともかく豚足はアジアっぽいなと思わせる。ともあれ、「ぴっちぴちに膨らんだお腹」を容易に想像させるだけに、見ているだけで胃のあたりに痛みを覚えてしまいそう。だからこそ右上の「ENO」のパッケージが頼もしく見えてくるのだろう。


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