普通のウェブサイトにソーシャルメディアの恩恵を受けさせる9つの方法

2011/03/28 06:20

ウェブサイトインターネット上に提供した情報に対し、読者からの反応を受け付ける機能を設け、相互情報交換を可能とし、コミュニケーションの場的な展開ができるような仕組みを「ソーシャルメディア」と呼んでいる。広義としてはブログ(ウェブログ)も含まれるが、大抵の場合はツイッターやFacebook、mixiなどのSNSを指すことが多い。それらの普及に伴い、従来インターネットに情報を提供する手段としてもっとも多くの人が利用していたウェブサイトは、敬遠され、管理をおろそかにされてしまうことも多々ある。【Social Media Examiner】ではこのような状況を憂い、ソーシャルメディアを上手く活用して既存のウェブサイトに活気を取り戻し、情報集約のため「Hub」的な存在(鉄道に例えるならターミナル駅)にする方法を伝授している。

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1.ソーシャルメディアへのボタンをトップページに配する
【ツイッター公式の「ツイートボタン」を設置してみる】で紹介した投稿ボタンのように、ソーシャルメディアなどに投稿するためのボタンを配置する。「そちらにお客が移ってしまう」と心配しているのなら、それらのボタンを押した時に「別窓を開いて」表示するように工夫すれば良い。

2.ブログとウェブサイトの相互リンクを貼る
定期的に更新する自分のブログから、ウェブサイトへのリンクを貼ることで、新規の読者の流れを確保できる。サイトでの更新情報をブログに流すのも良いだろう。逆にウェブサイト上にブログへのリンクと更新情報を貼りつけるのも良い(逐次更新に対応するようなスクリプトもいくつか存在する)。

3.ウェブサイトに動画を貼りつける
YouTubeをはじめとして大手の動画共有サイトでは、アップロードした動画をウェブサイトやブログに貼りつけるタグを用いることができる。静的なウェブサイトにも動きを盛り込むことが可能となる。


↑ 当方がアップロードした「とろとろスライム(Simmering Slime Drink) 」の動画。このようにサイトやブログにも貼り付けできる。

4.各ページに「ツイートする」「いいね」ボタンを貼る
【Facebookのファンページの「お知らせ」用の仕組みを使ってみる】で紹介したFacebookに投稿するための「いいね」ボタン、そして「1.ソーシャルメディアへのボタンをトップページに配する」のツイートボタンを、サイトのトップページだけではなく各ページにも配する。少々面倒だが、それぞれのページにも「これは知らしめるべき」と思う人は居るはず。

5.プレゼンテーションを追加する
プレゼンテーションそのものを動画にしてしまえば「3.ウェブサイトに動画を貼りつける」で流用できるが、最近はパワーポイント的なプレゼン内容をネット上にシェアできるサービスも色々と登場している。「一人でも多くの人に見てもらいたいプレゼン」という観点では、非常に合理的な考え方。


↑ ウェブ上で共有されているプレゼンテーションの一例

6.ソーシャルブックマークでお知らせする
ブログやツイッター、Facebookなどでサイトの更新情報を公知するのは常とう手段だが(2.ブログとウェブサイトの相互リンクを貼る)、ブックマーク専用のソーシャルメディアことソーシャルブックマークにも、「お知らせ」する事を忘れない。内容が読者の関心を引き付けるのに値するものなら、多くの人の注目を集めるに違いない。Digg、newsingなどが好例。

7.ウェブサイトにFacebookの「Like Box」を設置する
詳細はやはり【Facebookのファンページの「お知らせ」用の仕組みを使ってみる】で紹介した通りで、Facebookのファンページ(今では「Facebookページ」と呼ぶのだそうな)のパーツを貼りつける。ファンページの更新状況が逐次反映されるので、静的ページのウェブサイトでも、疑似的な動的感を提供できる。もちろん事前に「Facebookページ」を創っておく必要があるが……。

↑ トップページ左サイド下部に貼りつけてある「Like Box」
↑ トップページ左サイド下部に貼りつけてある「Like Box」(再録)

8.ウェブサイトからも「更新情報のチェック」をしてもらうためにフィードを流す
最近ではブログやソーシャルメディア以外でも、更新した際にフィードを構築するサービスが用意されている。RSSを使っている人はまだたくさんいるので、彼らのために用意をしておく価値はある(もっとも【ツイッターを更新情報専用に使っているブロガーは14%】などにもあるように、ツイッターにその役割を肩代わりさせる手もある)。

9.QRコードを配する
デジカメ機能付きの携帯電話が普及するに至り、QRコードもごく普通に使われるようになった(かつては「普及するかどうか分からないものに注目してもなぁ」と呆れかえられたものだ)。ウェブサイト上に、サイトのURLなどを盛り込んだQRコードを貼りつけることで、サイトへの誘導が容易になる。

原文では「サイトのモバイル版があるのなら、このQRコードにはモバイル版のサイトのURLを入れるべし」とある。しかし昨今ではパソコン向けサイトの閲覧も容易なスマートフォンの普及が進んでいるので、パソコン向け・携帯電話向け双方のURLを盛り込むのがベストといえよう。また、サイト上からクリックすると携帯電話に該当URLを送るようなコードを配しておくのも良い。

最後に、原文には無いが、ぶっちゃけ話を。「ウェブサイトが動的でないからソーシャルメディアと比べたら見劣りしてしまうネ」ということで、今回ソーシャルメディア的なブログパーツを導入したり、ソーシャルメディアとの連動を密にする方法論が語られている。しかしシンプルな解決策は「ウェブサイトをブログで構築してしまうこと」。元々ブログは各ウェブサイト上のページの共通部分をフォーマット化し、違う部分を一つひとつ入力していく「仕組み」(CMS:Contents Management System。Webのコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集する仕組み)に過ぎない。パン作りに例えるなら、一つずつ手でこねていくのがウェブサイトで、あらかじめ用意された型で形作るのがブログ。

ブログのテンプレートの切り方を工夫したり、一部はウェブサイトなどとして残して巧みに結びつけることで、「ウェブサイトをブログの仕組みで提供する」ことも可能となる。ページが多数に及ぶウェブサイトでは、この考えに基づいた構築の方が楽な場合も多い。検討するだけの価値はあると書き記しておこう。

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