2011年2月度コンビニ売上高は6.5%のプラス・たばこ売上や惣菜などが堅調

2011/03/23 06:31

日本フランチャイズチェーン協会は2011年3月22日、2011年2月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると2月はたばこ増税に伴う駆け込み需要の反動、価格値上げによる買い控えなどのたばこ周りの影響は、売上金額の面で完全に復調。来店客数・客単価も増加を見せ、既存店ベースの売上高は前年同月比+6.5%と4か月連続のプラスを記録した(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事のまとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明済み。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は4か月連続のプラス、全店も4か月連続のプラス
・全店ベース……+8.7%
・既存店ベース…+6.5%

●店舗数(前年同月比)
・+1.7%

●来店客数:既存店は4か月連続のプラス、全店も4か月連続のプラス
・全店ベース……+3.6%
・既存店ベース…+2.0%

●平均客単価:既存店は3か月連続のプラス、全店も3か月連続のプラス
・全店ベース……+4.9%(601.2円)
・既存店ベース…+4.3%(594.4円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+6.8%
・加工食品……+2.0%
・非食品………+16.8%←たばこ値上げ後の下落から完全復調
・サービス……+2.6%
・合計…………+8.7%

※既存店……1年以上営業中の店舗

2月は昨年の同月が少なからぬマイナスを見せていたことから、その反動もいく分影響はあるが、たばこ値上げによって一時的に減少した「非食品項目」の低迷が完全に回復。たばこ協会側発表の、「本数は減少のままだが売上が前年同月を大きく上回る」傾向がそのまま反映される形となっている。

「たばこ値上げ」の影響は
終息。むしろ売上額増加。
今回のたばこの値上げは過去のと比較しても値上げ幅が非常に大きく、それゆえに値上げ前の駆け込み需要・値上げ後の反動の幅がダイナミックなものとなった。この大きな「振れ幅」から、需要が通常ペースに戻るまでは半年前後はかかるのではないかという懸念もあったが、たばこの販売本数動向から予測できたように、「売上の」回復ペースは極めて早い。

客単価もプラスを継続しており、これは嬉しい限り(リリースに言及されているように、デザートや惣菜などが堅調。企画もの商品の展開がうまくいっているようだ)。コンビニに限らず主要小売業者共通の「悩みの種」である客単価が、少しでもポジティブに向かうことで、今後の展開にも期待できよう。

なお日本フランチャイズチェーン協会は同日付で【「東北地方太平洋沖地震」の影響によるコンビニエンスストア統計調査月報発表の延期のお知らせ(PDF)】を発表している。これはコンビニ各社が東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)において生じた被害の回復や被災地への支援を優先するため、データの集約が遅れることを配慮して、当初4月20日発表予定の3月度データの発表を延期するというもの。延期後の具体的な日取りは後日改めてお知らせするという。状況が状況ということもあり、こればかりは仕方なかろう。

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