【更新】停電時の注意事項…オートロックと携帯電話について
2011/03/20 12:10


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●オートロック…通達が無ければ管理人に確認を
まず「オートロック」。賃貸・分譲マンションにおける防犯対策の一環として、特に子供持ちや女性世帯に人気の機能。最近では経費削減のため、管理人室に人が常駐せず、数軒をローテーション的に見回る事例も見受けられるため、ますますオートロックに対する期待が高まる。

また、計画停電による停電スケジュール・対象エリアが不安定の場合、管理側でいちいち電源のオン・オフをする手間を省くためか、「停電しそうな時間帯は、ずっとオートロックを解放する」場合もありうる。もちろんこのような状況なら、オートロックによるセキュリティはグンと下がってしまう。
すでに計画停電周りの報道がなされてから一週間が経過しているため、多くのオートロック付き住宅では何らかの連絡が管理人・業者から成されているはず。そして今後計画停電の動向次第で、対応策が変わる可能性はある。逐次情報を流してくれる管理人がいるマンションならその指示に聴き耳を立て、そうでないところには管理人・管理会社に対応を確認することをお勧めする。
●携帯電話…電話メーカーによってまちまち
覚え書き的には【停電時、携帯電話はつながるの?】にある通り。NTTドコモは以前から【停電時の携帯電話のご利用について】というページで「停電が発生した時、ドコモの携帯電話が一部または全域においてご利用いただけない場合がある施設などがございます」とし、停電になると自社の携帯電話が使えないかもしれない施設の一覧を挙げている。全部を覚えるのは無意味なので、自分がよく立ち寄る場があるか否かをチェックし、あったらそれを覚えておく。あとは停電時につながらなくなったら、つながる場所に移動する。

ソフトバンクモバイルは【東京電力および東北電力の「計画停電」による影響について】というリリースを出している。それによると、3G携帯電話は通常通り使えるものの(通信設備に非常用電源があるそうな)、各地域の状況次第で使えなくなる場合もあるとのこと。
また、携帯電話ライクで使われることが多い、無線LAN経由でインターネットなどにアクセスしている携帯情報端末(iPod Touchやノートパソコン)の場合、その無線LAN用ルーターの独立電源が確保できていないと、停電時には使えなくなるので要注意。電源供給を受けられなければルーターは働かず、当然無線LANも使えなくなるからだ。
以上、今後継続的に行われる可能性もある「計画停電(輪番停電)」に絡み、生活に身近な要素として「オートロック」と「携帯電話」への影響・注意点を挙げた。携帯電話は大きな影響はなさそうだが、オートロックについては防犯面で注意を要する。警視庁でも[計画停電に関する都民の皆様へのお願い(PDF)]を3月15日付で発表しているが、その中で
と、間接的にオートロック解除に伴うセキュリティの低下を懸念する注意がなされている。隣近所がいる人は、これを機会に、お互いに声を掛け合う習慣を身につけるのが無難かもしれない。
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