年齢階層別・自転車乗用中の交通事故死者数推移をグラフ化してみる

2011/03/05 06:45

自転車事故先に【自転車事故、交通事故全体に占める比率は2割を維持(2010年分反映版)】で自転車事故の推移について警察庁のデータを基に各種グラフ化を行ったところ、最後にオマケ的に載せた「2010年における自転車乗用中の年齢層別死者数比率」に複数の意見が寄せられた。いずれも「2010年よりも前の比率やその推移をみたい」というものだった。せっかくよい機会でもあるし、今回リクエスト通りのグラフを生成することにした。

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データ取得元は【平成22年中の交通死亡事故の特徴及び道路交通法違反取締状況について】。交通事故全体における死者数などは以前グラフにした通りだが、今回は特定条件下におけるものをカウントすることになる。

↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末)(各年合計に占める各年齢層の割合)
↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末)(各年合計に占める各年齢層の割合)(再録)

↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末)(各年合計に占める各年齢層の割合、各属性毎の折れ線グラフ)
↑ 年齢層別死者数の推移(各年12月末)(各年合計に占める各年齢層の割合、各属性毎の折れ線グラフ)(再録)

まずはデータが残っている2000年以降における、自転車乗用中の死者数推移。

↑ 自転車乗車中の死者数推移
↑ 自転車乗車中の死者数推移

少しずつではあるが確実に減少中。喜ばしい状況ではある。

それではこれを年齢階層別に区切り、若年層(24歳以下)と高齢者(65歳以上)の比率推移を眺めることにする。

↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(比率)
↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(比率)

↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(積上げ)
↑ 自転車乗車中の年齢階層別死者数推移(若年層:-24歳と、高齢層:65歳以上)(積上げ)

高齢層はややばらつきがあるが、2007年くらいまでは比率的に増加傾向、絶対数は減少傾向にあったことが分かる。そしてこの数年においては、数・比率共に減少している。先の記事の「62.3%」は去年や一昨年と比べればまだ少ない値であったわけだ。

一方若年層は比率・数共に漸減傾向だったものが、この数年間は比率・数共にわずかずつだが増加している。数が100未満なので誤差の可能性も捨てきれないが、数年続くと単なる誤差とは言いきれない。統計データが存在しないため状況などからの推定でしかないが、やはり携帯電話使用中の事故を起因とするものによる増加の可能性は捨てきれまい。



「高齢者の比率が減少しつつあるのは喜ばしい」話ではあるが、同時に「それでもなお6割以上が高齢者である」現実は否定できない。自転車に乗らないように、という指導はさすがに出来ないが、自分の体の具合と十分相談しながら、無理のない運転を心掛けてほしいものだ。

それに加えて若年層に限らず、携帯電話を利用しながらの運転は厳に慎むようにしてほしい。本人だけでなく、巻き込まれた人もまた大きな悲しみを背負うことになるのだから。

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