8月利用分電気代は2割増…2010年の酷暑が分かる光熱費推移をグラフ化してみる

2011/03/02 19:30

総務省統計局は2011年2月15日、【家計調査報告(家計収支編)平成22年(2010年)平均速報結果の概況】を発表した。2010年時点での日本の平均世帯のお金のやり取りをさまざまな視点から眺めることができる、多種多様なデータが盛り込まれている。今回はその中から、昨年の猛暑の状況を知ることができる、光熱費の動向をグラフ化してみることにした。

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【酷暑で冷房利用増えた 6割強】【今年の8月がいかに暑かったかがひと目で分かる図たち】などにもあるように、2010年の夏は同年春までの日照時間の少なさを取り戻すかのような猛暑(酷暑)となり、農作物にも大きな影響を与えている。また、夏物商品が大いに売れたことは記憶に新しい。家計調査報告でもこの酷暑について、複数の視点から裏付け的なデータをコラム化しているが、今回は光熱費の視点から眺めたものを抽出する。

2010年の光熱費推移は次の通り。全般的に夏より冬の方が光熱費がかさむ。

↑ 2010年における光熱費の月別支出金額内訳(二人以上の世帯、円)
↑ 2010年における光熱費の月別支出金額内訳(二人以上の世帯、円)

8月前後は確かに盛り上がっているが(電気代・ガス代は支払い月のデータであることに注意。例えば8月分の出費は7月分の利用分となる)、例年と比べて厳しいか否かまでは分からない。そこで各項目と、電気代・ガス代・灯油代を合わせた光熱費全体の前年同月比を算出し、具体的項目についてプラスマイナスを積み上げた形にしたのが次のグラフ。「名目増減率」とは消費者物価指数の動向を加味する前の、直接支払った金額同士の比較を意味する。

↑ 2010年における光熱費の月別支出前年同月比名目増減率(全体、各項目別)(二人以上の世帯)
↑ 2010年における光熱費の月別支出前年同月比名目増減率(全体、各項目別)(二人以上の世帯)

電気代の支払いが8月-10月にかけて急増し、これが光熱費を押し上げているのがひと目で分かる。支払いが8月-10月なので、利用対象月は7月-9月。前年同月比の一番大きい9月支払い分はプラス20.23%で、これは8月分の消費電力の増加によるものを意味する。平均で昨年と比べて2割も電気代がかさんだわけだ。一方で同時期にガス代は減少しており、火を使う料理を控えていたことも想像できる。

今年については【気象庁の長期予報】を見る限りでは、平年より高い気温になる可能性が高いという予報が出ている。今年もまた、電気代が跳ね上がる日々が続くのかもしれない。

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