ビールとビール風アルコール飲料、どちらが多い? 世帯平均のアルコール飲料支出額などをグラフ化してみる

2011/03/06 19:30

総務省統計局は2011年2月15日、【家計調査報告(家計収支編)平成22年(2010年)平均速報結果の概況】を発表した。2010年時点での日本の平均世帯のお金のやり取りをさまざまな視点から眺めることができる、多種多様なデータが盛り込まれている。今回はその中から、世帯主の世代別に見た、「アルコール飲料支出額」における「ビール」と「ビール風アルコール飲料」の支出額や量をグラフ化してみることにした。

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当方(不破)のように体質的にアルコールを口に出来ない人や苦手な人も中にはいるが、大抵の人は量の差異こそあれ、アルコールをたしなむというもの。家計調査報告では参考コラムとして、ビール系アルコール飲料、すなわち「ビール」そのものと「発泡酒・ビール風アルコール飲料」の双方について、二人以上で構成される世帯の、世帯主の世代毎の消費金額・消費量の平均値などがおさめられている。

それでは早速、消費金額と消費量、それぞれについてグラフ化しよう。

↑ 2010年におけるビール系アルコール飲料・年間支出金額(二人以上の世帯、円)
↑ 2010年におけるビール系アルコール飲料・年間支出金額(二人以上の世帯、円)

↑ 2010年におけるビール系アルコール飲料・年間購入数量(二人以上の世帯、リットル)
↑ 2010年におけるビール系アルコール飲料・年間購入数量(二人以上の世帯、リットル)

金額も量も、50代世帯がピークでそれ以降は微減。70歳以上はさすがに大きな減少を見せる。ただし世代と共に「ビール」比率は高まり、また量あたりの単価は当然「ビール」の方が高いので、50代と60代の間で金額的な差異はあまり無い。

支出金額全体のうち、どの程度が純粋な「ビール」なのかを示したのが次の図。40歳未満と70歳以上の間には20ポイントほどの差が生じている。

↑ 2010年におけるビール系アルコール飲料・年間支出金額比率(二人以上の世帯、円)
↑ 2010年におけるビール系アルコール飲料・年間支出金額比率(二人以上の世帯、円)

歳を経るほどビール比率が高まるのは、一つに発泡酒やビール風アルコール飲料に慣れていないこと(「ビール」に慣れきってしまっている事)、そしてもう一つはある程度お金周りに余裕が出来て、味わいの上で贅沢をしたいという心境の表れだろう。「ビール」と「発泡酒・ビール風アルコール飲料」の比率のターニングポイントは40歳代というところか。

ビール比率をなかなか増やせない若年層の「飲み」のスタイルは、普段は発泡酒、何かイベント(嬉しい事、給料日など)の際には「奮発して」ビールというパターンが多いとの話を聞く。可処分所得に余裕が出来、毎日の晩酌におけるビール比率が上がれば、その状態はそのまま「個人ベースでの景気回復の兆し」と見ることもできよう。

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