2011年1月度外食産業売上はプラス0.2%・積雪あるも各社の積極姿勢で乗り越える

2011/02/26 07:01

日本フードサービス協会は2011年2月25日、協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2011年1月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でプラス0.2%となり、7か月連続のプラスとなった。客単価の前年同月比はマイナスを続けているものの、客数が増加しているのが幸いし、売上を押し上げている(【発表リリース】)。

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今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が204、店舗数は30005店舗。今月も前月と比較して事業社数が大幅に増加しているのが気になる。

全業態すべてを合わせた1月度売り上げ状況は、前年同月比で100.2%と前年同月を0.2%上回り、先月から続いてプラスを見せることになった。今回計測月は全国的に厳しい寒さの中、日本海側を中心に積雪の影響を受けることになったものの、各社が積極的に販売促進活動や新商品の投入を行い、客数をプラス0.8%前年同月比で上回らせることになった。一方で低価格メニュー競争は継続中で、市場全体の単価を抑える状況。

業態別では「比較的」堅調なファストフードは「持ち帰り米飯・回転寿司」以外は売上がプラス。話題の絶えない牛丼チェーン店が含まれている「和風」では、「売上109.4%」「客数119.6%」「客単価91.5%」となり今月も「商品単価を大きく下げて集客、売上アップ」の狙いは当たったようだ。さらに客数増加率のプラス19.6%は麺類のプラス7.5%を大きく上回る値であり、注目すべきレベル。一方、ファミリーレストラン部門は総売上がマイナス。焼き肉はやや頑張ったものの、その他の種類の店舗が今一つ。客単価の安定感は相変わらず頼もしい。

全店データ
↑ 全店データ

客足は戻る傾向。
ただしファミレスはやや弱め。
客単価減少は止まらずも
客数増加で補い売上アップ。
今月は日取りによる足かせはさほど無かったものの、平均気温が東京・大阪とも前年同月比で2度ほど低く、客足を遠のかせるリスクが生じるほど寒かったかが分かる。客単価は前年同月で下落していることに違いはないが、下げ幅が鎮静化の方向に向かいつつあり、そろそろ値下げ競争も限界に近い感は否めない。

今回の計測データで、7か月連続して既存店の売上高が前年同月比でプラスとなった。それぞれの月の一年前を確認すると、2010年1月では全体で「プラス1.8%」、ファストフードで「プラス4.9%」、ファミレスで「プラス0.2%」。今回月のプラスが単なるリバウンドではないことが分かる。このまましばらくプラスの値が継続を見せれば、外食産業の本格的な「浮上」を語ることもできよう。

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