冬物商品善戦し、住関品はプラスに転じる…2011年1月度チェーンストアの売上高、マイナス0.1%

2011/02/24 12:00

【日本チェーンストア協会】は2011年2月22日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2011年1月度における販売統計速報を発表した。それによると2011年1月は消費者の節約志向は継続する一方、気候が比較的低かったことから冬物商品の動きが良く善戦、総販売額は前年同月比で26か月連続したがマイナス・-0.1%(店舗調整後)という下げに留まることになった(【発表リリース】)。

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今調査結果は協会加入の62社・7919店舗に対して行われている。店舗数は先月比で6店舗減、前年同月比で289店舗減。売り場面積は前年同月比99.1%と0.9%ほど減っている。店舗数・売り場面積の前年同月比双方が減少する傾向が8か月連続しており、規模の縮小が懸念される。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……1兆0865億6494万円
・食料品部門……構成比:60.9%(前年同月比99.6%、▲0.4%)
・衣料品部門……構成比:11.8%(前年同月比98.8%、▲1.2%)
・住関品部門……構成比:20.7%(前年同月比101.0%、△1.0%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比92.9%、▲7.1%)
・その他…………構成比:6.3%(前年同月比102.2%、△2.2%)

寒さが厳しく
冬物衣料や食品が堅調。
善戦したがぎりぎりマイナス。
1月は冒頭でも一部触れたように、消費者の生活防衛意識が継続するなかで、気温が全国的に低く、これが鍋もの関係の食料品、冬物衣料、さらには寝具関連商品の動きを活性化させた。そのため主要三部門すべてで(昨今のこれまでと比べて)動きが良く、特に住関品は前年同月比でプラスを見せることになった。

食料品部門は店舗調整後で前年同月比マイナス0.4%。気温の低下を受けて鍋もの関係の牛肉・豚肉、さらには加工肉のハムやソーセージの動きも良かった。また、テレビ放送を受けて酒粕も堅調に推移。

衣料品部門は気温の低下から機能性肌着、防寒衣料を中心に冬物衣料の動きが活性化。コート・ジャケット、スーツ、ジャンパーなどがよく売れている。また、手袋やマフラーも良い動き。住関品では風邪薬をはじめとする医薬品、マスク、電気暖房機器や加湿器などが売れている。

消費者の消費性向についてだが、今回1月分は月頭の正月周りのアイテムは既に昨年末に揃えており、それ以外には特段のイベントによる商品需要は考えにくい。一方で季節レベルのものとして「冬」の寒さが厳しさを増したことで、季節にマッチした商品が良く動いたのが目に留まる。次回の2月計測分はバレンタインデーやひな祭りの準備周りで贈呈品や菓子類がどのように動くのか、気になるところだ。

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