20代後半世帯の過半数は「携帯電話のみ」、全体でも2割超…米電話普及推移(2010年上半期)

2011/02/20 12:00

先日アメリカの携帯電話事情に関するPewResearchCenterの調査結果として【スマートフォンまで含めた世帯普及率は90%・アメリカにおけるモバイル端末の保有・普及動向をグラフ化してみる】において、携帯電話普及率の高さについて解説した。その際、連動する話として【携帯電話だけ 米若者は4割】について触れたが、元資料には「若年層の携帯電話のみの保有率」について【アメリカ疾病対策予防センター(The U.S. Centers for Disease Control and Prevention、CDC)】の調査結果【Wireless Substitution: Early Release of Estimates From the National Health Interview Survey, January - June 2010】を挙げ、どこまで携帯電話が浸透しているかに関する公的機関の調査結果も参照するようにと勧めていた。今回はこのデータを基に、アメリカにおける携帯電話の普及率推移、及び「携帯電話のみの電話環境を持つ世帯」の割合についてグラフ化を試みることにした。

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データ取得元の詳細や各項目の解説、「携帯電話」の定義内容については一連の記事一覧【定期更新記事:米電話普及状況(半年)(CDC)】に収録している。そちらで確認してほしい。

さてまずは、18歳以上の大人に答えてもらった「自分の所属する世帯では電話は携帯電話しかない」という人の割合。【レポートの一覧】を確認した上で、CDC上にデータが残っている一番古い2003年上半期時点では2.8%しかなかったのが、直近のデータである2010年上半期では24.9%にまで上昇している。多少の凸凹はあれど、ほぼ直線の右肩上がり。

↑ 自分が所属する世帯に関する電話環境「携帯のみ」の回答率(米、大人(18歳以上)による回答)
↑ 自分が所属する世帯に関する電話環境「携帯のみ」の回答率(米、大人(18歳以上)による回答)

一方、回答者を18歳未満の子供に限定すると、「携帯のみ」世帯率は多少ながらも上昇する。これは学生寮などに入り、一人暮らし、あるいはルームメイトと共に過ごす環境下におかれ、大人が同一住宅に居ない人が多分に含まれるからと思われる。

↑ 自分が所属する世帯に関する電話環境「携帯のみ」の回答率(米、子供(18歳未満)による回答)
↑ 自分が所属する世帯に関する電話環境「携帯のみ」の回答率(米、子供(18歳未満)による回答)

当然18歳以上の大人でも20代・30代では卒業・就職して一人暮らしをしている人が多分に存在し、それらの人たちによる「携帯のみ」率は高いはず。しかし「大人」区分では同時に高齢者における比率もまとめて計算に含まれているため、全体としては子供よりも低い値を示しているわけだ。

今件元資料では
「どのような大人の年齢階層区分においても、携帯電話のみ世帯が固定電話保有世帯を上回ったのは、今回が初めてです。
(This is the first time that the number of adults in wireless-only households has exceeded the number of adults in landline households in any age range examined.)」

と言及しており、今回計測期がターニングポイントであることが記されている。また細かいデータとしては「ルームシェア(血縁関係にない成人の複数で構成される「世帯」)状態にある世帯では69.4%が携帯電話のみ」「収入が極めて低い人(39.3%)や低い人(32.9%)の世帯では、収入が高い人(21.7%)と比べて携帯電話のみの世帯率が高い」など、興味深い話も解説されている。

※今件記事は【逐次新値反映記事:まとめ】にもある通り、最新情報を逐次上書きするスタイルに変更されています。そこで今記事は簡略化した上でそのまま残しています。詳細部分は最新記事でチェックをお願います。

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