【更新】何歳からがお年寄り? 日本は大体70歳、では海外では…?

2011/02/16 19:30

お年寄りニールセン・カンパニー合同会社は2011年2月15日、「高齢化社会の日本への影響」の調査結果を発表した。それによると「お年寄り」の定義について、日本では70代からと答える人がもっとも多く過半数に達していた。他地域ではアジア・太平洋地域や中東・アフリカ・パキスタンなどが比較的若く、アメリカ大陸や欧州では高い傾向が見られる([発表リリース])。

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今調査は2010年9月3日から9月21日にかけてアジア太平洋、欧州、中南米、中東、アフリカ、北米の世界53か国2万6000名以上の消費者を対象にインターネット経由で実施されたもの。サンプル数はインターネットのユーザーをベースに、各地域の年齢や性別によって割当てられ、インターネットを利用する消費者を代表するように割り付けられている。

自分自身が所属する社会環境の中で、一般論として「お年寄り」は何歳からだと思うかという質問に対し、日本では「70代」という回答がもっとも多く54%に達していた。一方、世界平均では「60代」が最多回答で34%。日本の意識の集約ぶりが目に留まる。

↑ 何歳からが「お年寄り」か
↑ 何歳からが「お年寄り」か

アジア太平洋地域では最多回答層は「60代」で半数近く、50代以下も1/4近くに達している。また中東・アフリカ・パキスタンなどはさらに若い世代で「お年寄り」認定をする傾向があり、50代以下で1/3を超える結果を見せている。

他方アメリカ大陸全般やヨーロッパでは比較的高齢に達してから「お年寄り」と見なす傾向が強いようで、ヨーロッパでは32%、中南米では35%、北米に至っては43%もの人が「80歳以上でお年寄り」と認識している。

今調査結果を見る限りでは、アジア・アフリカ諸国では低い年齢から、アメリカ・ヨーロッパ諸国では高い年齢で「お年寄り」と見なすようで、日本はそのちょうど中間に位置しているのが分かる。単純に寿命の関係でお年寄りの判断を下す世代が違うとしても、それでは中南米の傾向は説明が付きにくい。このことから、むしろ文化的な違いと見た方が説明が付きそうだ。それなら日本が「両文化圏の中庸にある」という状況なのも説明がつく。

なおこの回答を元に、各項目の中央値を使って概算平均をすると、日本は69.1歳からがお年寄り、という結果が出る。

↑ 何歳からが「お年寄り」か(概算平均値)
↑ 何歳からが「お年寄り」か(概算平均値)

アジア・アフリカ諸国と、アメリカ・ヨーロッパ諸国の違いがはっきりと見て取れる。

先日の【高齢者運転の「もみじマーク」、今日から「四つ葉マーク」が仲間入り】の話ではないが、「お年寄り」という区分・区別を「差別」と勘違いしていきり立つ人がいる。万人がすべてまったく同じ条件化で生活しているはずは無く、個々の間には違いが生じているのだから、その違いによって区分することに何の問題も無い。歳を重ねることはそれだけ経験を積んでいることであり、「お年寄り」という言葉には、その「立派な」経験を敬う意味合いすら含まれている。地域によって十年ほどの違いはあれど、「お年寄り」と呼ばれるような歳になっても、該当する人はむしろそれを誇りに思って欲しい。そして誇れるだけの経験を重ねてほしいものである。

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