下落止まらず、2誌は5万部割れ…・「小学1年生」-「小学6年生」部数動向(2010年10-12月)

2011/02/18 06:50

先に【少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2010年10月-12月データ)】などで【社団法人日本雑誌協会】が2011年2月10日に発表した、2010年10月から12月分の主要定期発刊誌の販売数を「印刷証明付き部数」ベースで公開したデータを元に、いくつかのグラフを生成した。また【「小学五年生」「小学六年生」が休刊・来年春に学習まんが誌「GAKUMANPLUS」を創刊へ】で報じたように、「小学五年生」「小学六年生」が休刊したこと、残りの4誌も部数的に厳しい状態にある。今回も前回のデータ更新時同様に、2008年春以降の「小学一年生」-「小学六年生」の部数推移をグラフ化してみることにした。

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データの取得場所の解説、「印刷証明付部数」など用語の説明、諸般注意事項は一連の記事まとめ記事【定期更新記事:雑誌印刷証明付部数動向(日本雑誌協会)】で説明されている。そちらで確認をしてほしい。

2008年4-6月以降3か月単位で「小学一年生」-「小学六年生」の「印刷証明付き部数」の推移を示したのが次のグラフ。「小学五年生」「小学六年生」は休刊により、2009年7月-9月のデータが最後となっている。

↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移
↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移

学年が上がるにつれて学習学年誌から離れる(他の雑誌・媒体に目が移る)のは容易に想像ができるが、それにも増して「小学五年生」「小学六年生」が部数的に元々かなり危ない領域に達していたことが確認できる。また、同じような変移を「小学三年生」「小学四年生」も見せているのが分かる。特に「小学四年生」はすでに、「小学五年生」「小学六年生」の休刊時の発行部数より下の基準にまで落ち込んでいる。

一方で「小学一年生」「小学二年生」はいわゆる季節変動によるぶれも大きいが、それなりに部数を示していたものの、2010年以降は下落に歯止めがかからない状態。データの揃っている範囲では毎年1-3月期に大きく伸びる(入学準備期と重なるため)季節変動が確認できるが、次期にそれが起きるかどうかすら不安視される動き。

「小学一年生」「小学二年生」は印刷部数そのものが大きいため、まだしばらくは安泰といえる。ただし「小学一年生」は下落数が急なため、可能ならば今のうちに大規模な変革をする必要に迫られている。一方「小学三年生」「小学四年生」は漸減傾向が続いていること、特に「小学四年生」は繰り返しになるが「小学五年生」「小学六年生」の休刊時の部数以下にまで落ち込んでいる事実を見る限り、「抜本的に手をつけないと、GAKUMANPLUSの対象学年に小学四年生も加えねばならない」事態となることは否定できまい。

そして願わくば「小学五年生」「小学六年生」の代替誌となりえたのか否かを確認するためにも、小学館においてはGAKUMANPLUSの印刷部数を公開対象に加えてほしいものだ。

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