使い終わってからが勝負…色々なものに生まれ変われる紙袋

2011/02/12 06:41

Leeの紙袋雑貨店や衣料品店で買い物をすると、商品をそのお店のブランドロゴなどが刷られた紙袋に入れてもらうことがある。お店側からすれば店名のアピールになるし、お客の立場で考えれば行き交う人の視線を浴び、一種のステータスシンボルにもなる。しかし自宅に持ち帰れば、恐らく行き場を失い収納庫の肥やしになるか、ゴミ箱行きとなるのが関の山。あまり環境に優しいとは言えない。ジーンズブランドで著名なLeeはこの問題を解決すべく、ある手法を紙袋に取り入れることにした(【Creative Criminals】)。

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↑ 「無駄にならない紙袋」
↑ 「無駄にならない紙袋」

↑ 色々なものに生まれ変わる
↑ 色々なものに生まれ変わる

環境への配慮を考えた場合、「商品を納める紙袋は無駄だ」という問題に対しては「リサイクルの材料を使った袋を創る」「トートバッグなどを配ってお客に使うよう促す」というのが常套手段。しかしLeeではその発想から一歩踏み出し、「紙袋を無駄にしないよう、有効に使ってもらえば良い。そのためのガイドラインをこちらから提示しよう」と考案。そして出来上がったのがこの紙袋。

鉛筆立てやしおりに生まれ変わったLeeの紙袋紙袋には「Lee」のロゴと共に多種多様な雑貨や遊び道具の設計図・切り取り線が描かれている。お客は買い物をして自宅に戻って中から商品を取り出したあと、紙袋に書かれている説明に従いハサミを入れ、色々な雑貨を創り出すことができる。具体的にはボードゲーム、文庫入れ、物差し、封筒、鉛筆立て、カレンダー、しおり、手持ちのヒモを上手く使い(ホテルで良く見かける)「起こさないでね(Do Not Disturb)」のドアノブ・プレートまで用意されている。

実際にこれらすべてを創りこなす人は滅多にいないだろうが、一つ二つは誰でも試してみたくなるもの。そして改めて、Lee社の心意気を推し量ることができるという次第。何しろ普通なら打ち捨てられるだけの紙袋が、新しい命を吹き込まれた雑貨に生まれ変わるのだから。

今紙袋は当初3000袋のみの生産の予定だった。しかし口コミで評判が高まり、最終的には1万袋(30万袋との話もある)まで増産したという。

このアイディアが素晴らしいのは、基本的に印刷の工夫だけで一層のリサイクル精神をアピール出来ただけでなく、その実践をお客サイドが行え、その上お客に多彩なメリットを提供できること。素朴でスタイリッシュな雑貨たちは、市販されている一般のものに負けず劣らずなクオリティを誇る出来栄え。しかもそれらが有効活用されれば、同時にLeeの宣伝にもつながるというオマケ付き。まさに日本の「もったいない精神」に通じるところもある、称賛できる手法といえよう。


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