主要車種別の自動車登録台数をグラフ化してみる

2011/02/14 06:42

ナンパプレート先に【自動車のガソリン消費総量推移をグラフ化してみる】で国土交通省の【交通関係統計等資料】から、ガソリンや軽油などの消費量推移を眺めてみた。その際に用いた資料「自動車輸送統計調査」の年報には、その他にも多種多様で後々役立ちそうなデータが盛り込まれていた。今回はその中から、自動車登録ファイルに登録された(=ナンパプレートを交付され運転を許可された)自動車の登録台数の推移をグラフ化する。

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取得するデータは国土交通省の【交通関係統計等資料】。ここから「自動車輸送統計調査」の年報を選び、各年の「統括表」から「総括表(7)保有台数・生産台数」を選んで抽出していく。なお車種の区分だが、詳しくは【車種分類表】にある通り。当然自家用だけでなく営業用も含めた値である。

まずは単純に車種別の登録数を折れ線グラフ、そして年毎に積み上げグラフにしてみる。

↑ 主要車種別自動車登録台数
↑ 主要車種別自動車登録台数

↑ 主要車種別自動車登録台数(積み上げグラフ)
↑ 主要車種別自動車登録台数(積み上げグラフ)

乗用車は1990年代中盤まで右肩上がりだったもののその後横ばい、2005年あたり以降は減少。一方で軽自動車は1980年以降一貫して上昇を見せており、このままでいけばあと10-20年で両者の立場は逆転する可能性が高い状態なのが分かる。またトラックは漸減状態。そして登録車両数全体としては、2006年をピークに減り始めている(バイクや特殊車両まで全部ひっくるめて、の話)。

各車種の変移が分かりやすいように、前年比を折れ線グラフ化してみる。計測開始初期の増加率が著しく、ややいびつな形となったので、対象期間を1980年以降に限定したものも併記しよう。

↑ 主要車種別自動車登録台数(前年比)
↑ 主要車種別自動車登録台数(前年比)

↑ 主要車種別自動車登録台数(前年比)(1980年-)
↑ 主要車種別自動車登録台数(前年比)(1980年-)

1990年に小型二輪の特異な減少が確認されるが、これは馬力自主規制によるところが大きい。1996年の特殊車両の減少は、いわゆる第一次排ガス規制によるものだろうか。また、軽自動車や小型二輪は増加率そのものは減らしているものの台数は漸増を維持(前年比プラス圏をキープ)している一方、トラック・トレーラーは1990年代半ば、乗用車は1990年あたりにはすでに増加率が縮退しはじめ、2005年あたりからマイナスに転じていることが確認できる。

各車両が消費する燃料の総計推移量は先の記事で示した通りであるが、それと合わせて鑑みると、ガソリンなどの自動車用燃料消費量の減少には、走行車両数の横ばい・減少が少なからず影響していることが改めて分かる。とりわけ多くの自家用車両が該当する乗用車・軽自動車の動向は興味深い。ライフスタイルの変化(外出機会が減る、遠出をしない)の他に、人口がほぼ横ばいなのに対して世帯数が増加し、一世帯当たりの平均人数が減ることで、「自家用車も小型で十分」というニーズの変化が、このような自動車の割合の変化をもたらしたと考えれば納得もいくというものだ。

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