自家用乗用車の世帯当たり普及台数をグラフ化してみる(2010年分反映版)

2011/02/12 19:30

自動車先に【ガソリンスタンド数の推移をグラフ化してみる】でガソリンスタンド数が漸減傾向にある要因をいくつか挙げたが、その要因に関連するデータの一つとして、以前、自家用車数などの推移をグラフ化した。今回はそのグラフデータを更新し、自動車数の上からガソリンスタンドのニーズを考察してみる。

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自動車・自転車の保有(普及)割合について記事にした際、【自動車検査登録情報協会の「マイカーの世帯普及台数」】のデータを元に追加グラフを生成した。その元データには比較的長期にわたる、自家用乗用車の保有総台数や世帯当たりの普及台数の推移も掲載されていた。自動車の普及率の移り変わりを知る良い資料となりうるので、今回はこれをグラフ化してみることにした。

今データは財団法人自動車検査登録情報協会が毎年3月末時点のを集計したもの(【自動車検査登録情報協会の「マイカーの世帯普及台数」】)。世帯数については、総務省が発表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」を参考にしている。収録されているデータは1975年-2010年のもの。

それでは早速、長期データをそのままグラフ化しよう。

自家用乗用車の世帯当たり普及台数 推移
↑ 自家用乗用車の世帯当たり普及台数 推移

1975年以降漸次自家用車数も世帯当たり普及台数も増加しているが、1990年前後で普及率のカーブがやや上向きになる。バブル時代の旺盛な出費傾向が後押ししたのかもしれない。その後1996年にははじめて世帯当たり普及台数が1.00(言葉通り「一家に一台」)に達し、その後は景気後退局面もあり、保有台数・世帯当たり普及台数の伸びは鈍化していく。

自家用乗用車の世帯当たり普及台数 推移(2000年-)
↑ 自家用乗用車の世帯当たり普及台数 推移(2000年-)

注目すべきは2000年あたり以降から。保有台数・世帯当たり普及台数の伸びの鈍化は著しく、特に普及台数については2007年に初めて前年比マイナスを記録。直近の2010年においては総数がやや増加しているものの、それ以上に核家族化・一人暮らし世帯の増加により(【ますます進む核家族化…種類別世帯数の推移をグラフ化してみる(2009年分反映版)】)世帯数が増え、結果として一世帯あたりの普及台数は減少する結果となっている。

これらの動向は特に都心部における若年層の新型車離れ、不景気下における可処分所得の減少、社会文化の変化などが主要因として挙げられる。今後もしばらくはこの傾向が続くに違いない。

ただし台数そのものは漸増しているのに違いはなく、台数の観点だけで見ればガソリン消費量の低下にはつながりにくいとすることができよう。

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