デスクトップとノートパソコンの逆転間近・アメリカにおけるデジタル機器所有率推移をグラフ化してみる

2011/02/12 12:00

ガジェットアメリカの調査機関PewResearchCenterは2011年2月3日、アメリカ人のデジタル機器(俗にいうガジェット)の保有率と世代との関係における調査結果【Generations and Gadgets】を発表した。以前【電子書籍リーダー5%、タブレットパソコンは4%…アメリカのデジタル機器の普及率をグラフ化してみる】でお伝えした調査結果を別視点から分析し直したもので、幾分内容的に重複している部分もあるが、現在のアメリカにおけるデジタル機器の普及動向を知る上では価値ある報告書となっている。今回はその中から、主要機器項目の所有率推移をグラフ化することにしよう。

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今調査は2010年8月9日から9月13日にかけてRDD方式で選択された18歳以上の男女に対し固定電話・携帯電話経由でインタビュー形式にて行われたもので、有効回答数は3001人。そのうち1000人が携帯電話経由。

主要機器項目とは具体的には「デスクトップパソコン」「ラップトップパソコン(ノートパソコン)かネットブック」「携帯電話、スマートフォン」「電子書籍端末」「mp3プレイヤー」「Xbox360やプレイステーションのようなゲーム機」を指す。各項目によって設問として用意された調査回が異なり、ややすき間が目立つ形となるが、所有率推移のグラフとしては次のような形となる。

↑ アメリカ成人のデジタル機器所有率
↑ アメリカ成人のデジタル機器所有率

これはあくまでも個人ベースでの所有率であり、データは公開されていない(あるいは調査されていない)ものの、【スマートフォンまで含めた世帯普及率は90%・アメリカにおけるモバイル端末の保有・普及動向をグラフ化してみる】でも示したように「世帯普及率」で見れば(回答者本人は所有していなくても、世帯の誰か別の人が持っているパターン)、それぞれの値はもう少しプラスされることになる。

ガジェットまた最新のデータ(2010年9月)においては「デスクトップPC」「ラップトップかネットブック」の項目などで減少が確認できる。これは説明によると不景気を起因とするものではなく、調査の手法の一部変更……インタビューの際の言語にスペイン語を追加したところ、スペイン語による回答者の所有率が英語のそれより低い傾向が確認できた……によるものとのこと。

ともあれ流れ的には、ほとんどのガジェットは所有率の増加を見せている一方で、「デスクトップパソコン」がわずかながらも減少傾向にあるのが目に留まる。これは代替機としての「ラップトップやネットブック」、さらには「スマートフォンも含めた携帯電話」の浸透によるものと考えてよい。あと数年もすれば、「デスクトップパソコン」「ラップトップやネットブック」両者の位置関係は逆転するに違いない。もっとも「デスクトップパソコン」が無くなることは考えにくく、あくまでも相互補完性の立ち位置を保ったまま、両者とも利用され続けると思われる。



日本ではどのような状況なのだろうか。一部は総務省統計局発表のデータなどで知ることが出来る(【3/4世帯はパソコン持ってます…パソコン普及率などをグラフ化してみる】など「全国消費実態調査」)。ざっと見ても、やはりデジタル機器における「世代間格差」は大きいのが分かる。この格差をできるだけ小さなものとするには、手をつけていない世代の心境や環境、身体的な面でのニーズを考慮・配慮したものが必要となるに違いない。

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