スマートフォンまで含めた世帯普及率は90%・アメリカにおけるモバイル端末の保有・普及動向をグラフ化してみる

2011/02/07 12:00

モバイルアメリカの調査機関PewResearchCenterは2011年2月3日、アメリカ人のデジタル機器(俗にいうガジェット)の保有率と世代との関係における調査結果【Generations and Gadgets】を発表した。以前【電子書籍リーダー5%、タブレットパソコンは4%…アメリカのデジタル機器の普及率をグラフ化してみる】でお伝えした調査結果を別視点から分析し直したもので、幾分内容的にかぶっているところもあるが、現在のアメリカにおけるデジタル機器の普及動向を知る上で、非常に価値ある報告書となっている。今回はその中から、モバイル端末の保有・普及動向に関する項目をピックアップすることにしよう。

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今調査は2010年8月9日から9月13日にかけてRDD方式で選択された18歳以上の男女に対し固定電話・携帯電話経由でインタビュー形式にて行われたもので、有効回答数は3001人。そのうち1000人が携帯電話経由。

まずは単純なモバイル端末所有率。これは携帯電話だけでなく、ブラックベリーやiPhoneのようなスマートフォンまで含めた「自分のものとして持っている」人の割合。全体では85%、46歳までの若年-中堅層は9割以上の値を示している。

↑ アメリカでのモバイル端末所有率(通常の携帯電話、ブラックベリーやiPhoneなどのスマートフォン含む)
↑ アメリカでのモバイル端末所有率(通常の携帯電話、ブラックベリーやiPhoneなどのスマートフォン含む)

逆にいえば、例えば75歳以上は過半数の人が自分のモバイル端末を所有していないことになる。

それではその「自分のモバイル端末を所有していない」人たちの世帯には、一台もモバイル端末が無いのだろうか。質問を受けた本人が持っていなくとも、同居人の誰かが保有していれば、「世帯での保有」としてはカウントされなければならない。そこで「自分では持っていない」人に「家族の誰か他の人が持っているか否か」を聞き、所有している、つまり「世帯内には稼働している携帯電話がある」と答えた人の割合を示したのが次のグラフ。

↑ 自分は非保有・世帯内に稼働携帯電話あり(家族の他の誰かが持っている)(非保有者に対する割合)(通常の携帯電話、ブラックベリーやiPhoneなどのスマートフォン含む)
↑ 自分は非保有・世帯内に稼働携帯電話あり(家族の他の誰かが持っている)(非保有者に対する割合)(通常の携帯電話、ブラックベリーやiPhoneなどのスマートフォン含む)

自分では持っていなくても家族の誰か他の人が持っている割合は、全世代においては1/3に達している。若年層から中堅層に多いのは配偶者、57-65歳層に多いのは子供の保有が該当するのだろうか。【携帯電話だけ 米若者は4割】にもあるように、18-29歳の世代では4割が「自宅に固定電話は無く、携帯電話だけ」と回答していることも合わせて考えると興味深い。

さて、上記二つ(後者は「各世代の全体に占める割合」に再換算)を合わせることで、回答者本人が属する世帯における、世帯内携帯電話所有率(普及率)が計算できる。

↑ 世帯内携帯電話所有率(普及率)
↑ 世帯内携帯電話所有率(普及率)

「本人は無くとも家族の誰か他の人が持っている」という範ちゅうでくくれば、実に65歳までの世帯において携帯電話の普及率が9割以上という計算になる。さすがに66歳以上になると本人所有率が大きく下がるため9割は維持できないが、それでも6割は確保している。

これらの携帯電話の多くでインターネットへのアクセスが可能な事、少なくともSMS(ショートメッセンジャーサービス)は利用できることを考えれば、モバイル端末向けの情報配信の大切さが改めて理解できよう。

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