今年の節約ターゲット、外食・食料品、そして……

2011/02/02 19:30

節約マイボイスコムは2011年1月25日、暮らしと節約に関するアンケート結果を発表した。それによると調査母体においては、去年何らかの形で家庭で節約をした人は9割を超えていることが分かった。具体的項目としては外食を挙げた人がもっとも多く、食料品、衣料品が続いている。また今年2011年に節約したい項目でも外食がトップで食料品が続いているが、その次に衣料品ではなく菓子・デザート類が上位に顔を見せているなど、去年と今年で節約性向にやや変化が見られる結果となっている(【発表リリース】)。

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今調査は2011年1月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1874人。男女比は1対1、年齢階層比は10代1%・20代11%・30代31%・40代30%・50代以上27%。

可処分所得の低迷や雇用状況の悪化、景気の先行き感の不透明さなど、節約を心がけねばならないような社会環境が継続し、「節約」そのものが習慣化しつつある昨今。ものを大切にするという観点では常日頃から無駄遣いは控えるべきだが、過剰な節約は見えない部分(例えば心理的側面)でのマイナスをもたらすだけに、色々と複雑な心境にある人も少なくあるまい。

程度の違いはあれど、去年2010年に家庭で節約をした人は92.4%。それなり以上にした人に限れば6割近くに達している。

↑ 家庭での経費節約度(2010年において)
↑ 家庭での経費節約度(2010年において)

この92.4%の人に、具体的に節約した項目を複数回答で挙げてもらったところ、4割以上の人が「外食」と回答している。外食産業の厳しさ(客足そのものだけでなく、客単価へのプレッシャー)は相変わらずというところか。

↑ 節約をした項目(少しでも節約した人限定、複数回答)(上位15項目)
↑ 節約をした項目(少しでも節約した人限定、複数回答)(上位15項目)

食材という点での食料品、衣料品など、「衣食住」のうち「衣食」の面で多くの人が節約をしているのが分かる。さすがに「住」の部分は金額こそ大きいものの、一朝一夕には節約は難しいため、手がつけられないのだろう(契約更新時ではなく、途中での家賃値下げ交渉など不可能に近い)。

同調査では「今年2011年に節約を心がけたい項目」も尋ねている。その項目と、直上にある「2010年に節約した項目」(掲載されている回答率は「節約した人」に占める割合なので、「回答者全員」比率に再計算する)を列挙したところ、去年と今年の節約性向の違いで、いくつかの傾向を見出すことが出来た。

↑ 2010年に節約した項目と2011年に節約したい項目(節約項目上位15位限定、複数回答)(2010年の節約項目は「対全員比」に調整済み)
↑ 2010年に節約した項目と2011年に節約したい項目(節約項目上位15位限定、複数回答)(2010年の節約項目は「対全員比」に調整済み)

順位そのものは大きな変動はないが、外食・食料品に続き衣料品ではなく菓子・デザート類、そして公共料金が続いているのが目に留まる。グラフ中赤い矢印は今年2011年分が大きく上昇した項目を指しているが、菓子・デザートのようなぜいたく品がある一方、公共料金や通信費などインフラ系、節約がしにくい分野での増加が確認できる。これまであまり手をつけて来なかった項目に目を向け、さらなる節約を目指そうとする動きにも見える。

一方で衣料品の順位が落ちているが、これはすでに限界近くまで節約しており、これ以上は無理ということなのか。それとも逆に「今年は衣服については少々節約を考えずに着こなしを考えたい」という意向なのだろうか。同様の傾向は旅行にも見られるが(緑の矢印部分)、これらの項目は同調査別項目の「今年は去年よりもお金をかけたいと思っている項目」の上位に名前を連ねており、どちらかといえば後者「今年は少々衣服や旅行で贅沢をしたい」とする思惑の方が強いようだ。



これらのデータを見る限り、少なくとも今調査母体における今年の節約・消費性向は、「去年手をつけにくかった分野でも節約を果たしたい」「主食以外の食分野(菓子や惣菜など)で節約したい」一方で、「衣料や旅行など気分転換、気持ちの切り替えがしやすい娯楽には少し贅沢をしてみたい」とする動きに見える。

この推測が正しいとすれば、今年は食分野での嗜好品の類はやや苦戦し、一方でレジャー関連は多少元気が出るのかも、という感はある。デパートやコンビニの売り上げ動向をチェックし続ければ、その予想が正しいか否かもある程度見極めることができよう。


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