冬物商品の動きが鈍く、衣料品は9.8%の下落に…2010年12月度チェーンストア売上高、マイナス1.6%

2011/01/25 12:00

【日本チェーンストア協会】は2011年1月24日、チェーンストア(スーパーやデパートなど)の2010年12月度における販売統計速報を発表した。それによると2010年12月は消費者の節約志向の継続に加え、気候が比較的温暖であったことから冬物商品の動きが鈍く、総販売額は前年同月比で25か月連続してマイナス・-1.6%(店舗調整後)という下げを見せることになった(【発表リリース】)。

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今調査結果は協会加入の62社・7925店舗に対して行われている。店舗数は先月比で36店舗増、前年同月比で291店舗減。売り場面積は前年同月比99.0%と1.0%ほど減っている。店舗数・売り場面積の前年同月比双方が減少する傾向が7か月連続しており、規模の縮小が懸念される。

分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値が出ている。ちなみに数字はすべて店舗調整後(1年前のと比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値)によるもの。

■総販売額……1兆2123億4712万円
・食料品部門……構成比:60.8%(前年同月比99.0%、▲1.0%)
・衣料品部門……構成比:10.5%(前年同月比90.2%、▲9.8%)
・住関品部門……構成比:21.9%(前年同月比99.2%、▲0.8%)
・サービス部門…構成比:0.4%(前年同月比95.4%、▲4.6%)
・その他…………構成比:6.4%(前年同月比105.3%、△5.3%)

気候の「良さ」で
冬物衣料や食品が足踏み。
全体値はマイナスのまま。
12月は冒頭でも一部触れたように、消費者の生活防衛意識が継続するなかで、中旬まで気温が高めに推移したこともあり、冬物商品、防寒衣料や鍋もの系の書品が苦戦。とりわけ衣料品部門のマイナスが目立つことになった。

食料品部門は店舗調整後で前年同月比マイナス1.0%。後半に入るとクリスマスケーキやおせち料理の売上・予約販売は堅調に推移したものの、中盤までの気候の良さによる鍋もの系の不調を補うまでには至らず、マイナス。

衣料品部門は気温の高さから重衣料を中心に苦戦。価格帯も高めなアイテムが多いこともあり、結果として売上そのものを低迷させる結果となった。コートやスーツ、ジャケットなどが一様に不調なのでは仕方があるまい。

消費者の消費性向についてだが、今回12月分はクリスマスケーキやおせちなどのイベント的アイテムは比較的堅調だったとのこと。先月少々言及した「他人の事は後回し。まずは自分を」という傾向にも合致するだけに、数字の上昇そのものは嬉しいものの、少々気になる動きともいえる。例えばバレンタインデーでのチョコレート関連はどのように推移するのだろうか。留意しておきたい。

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