「もし他の国に住んでいたら」をネット上で疑似体験できる「If It Were My Home」

2011/01/23 07:22

「If It Were My Home」以前記事にした【Facebook利用者数の各国対人口比をグラフ化してみる】でグラフ化した「Facebook利用者数の各国対人口比」は、インターネット上で公開されている2つのデータを掛け合わせ、意味ある値として算出したもの。インターネット上の情報はこのように複数の値を組合せ、新たな価値を見出すことができる。これもまた醍醐味であり、有意義性を示すものでもある。今回紹介する【If It Were My Home】も、種明かしをすればシンプルな構成ではあるが非常に興味深く、また「コロンブスの卵」的発想に多くの人が「なるほど」と相づちを打つに違いない、「ネット上の公開データを組み合わせて見せた、新しい価値の創造」的なウェブサービスである(トリガー記事:【The Presurfer】)。

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↑ If It Were My Home
↑ If It Were My Home

「If It Were My Home」はそのタイトル名にもあるように「自分が他の国で住まいを構えているとしたら、どのような生活を送れているだろうか」という「もしも」の世界を数字上で判断できるサイト。仕組みはさほど難しいものでは無く、【世界の対外債務額上位20国をグラフ化してみる(2010年2月16日更新版)】でも用いた【CIAのThe World Factbook】から取得したデータを元に、ベースとなる国との比較値を算出し、表示させただけの話。さらにGoogle Mapと組合せ、比較元と比較対象の国のサイズがひと目で分かるようにしてある。

↑ 日本とイギリスを比較してみる。イギリスの面積がさほど大きくないのが分かる
↑ 日本とイギリスを比較してみる。イギリスの面積がさほど大きくないのが分かる

初期設定での比較元はアメリカ合衆国だが、これは「COMPARE」の部分で入力してボタンを押した後に、その直下にある「COMPARE ****** TO OTHER COUNTRIES」を押すことで変更が可能。

画面右側には大きさの比較が出来るようなGoogle Mapのデータが表示され、左側中央部には主な数字上のスペック(比較元の国に住んでいる人が、もし比較先の国に住んでいたら)が計算され、描き出される。最初に表示された時点では各項目は1行ずつだが、クリックする事で詳細な解説が表示される。

↑ 例えば失業率の項目を開いてみる。イギリスは8.00%、日本は5.60%ということで、日本はイギリスと比べて失業率は42.86%低い計算になる
↑ 例えば失業率の項目を開いてみる。イギリスは8.00%、日本は5.60%ということで、日本はイギリスと比べて失業率は42.86%低い計算になる

一応主要項目は、比較元の国と比べて比較先の国の方が悪条件なら黄色や赤、好条件なら青や緑で表示されるようだ。ただ、基準が結構曖昧な部分が多いので、詳しい値を確認した方が無難といえる。

もちろんこれらの値はあくまでも数字の上での比較でしかない。社会文化などは一切考慮されておらず、実際にその国が表示通りに住みやすい・住みにくいとは限らない。とはいえ各国の概要的な生活環境を知る上で、自分が良く知っている自分の国(今サイト読者なら日本)と比較することで、イメージがしやすくなるのは間違いない。

「If It Were My Home」はシンプルではあるが、色々と楽しめて、なおかつ有意義なサイトには違いない。データは基本的にすべて公開されているものを用いており、ベースとなる仕組みもさほど難しいものではない。日本語版として展開されれば、「世界を知る」上で非常に優れた教材として活用できるのではないだろうか。

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