【更新】高値維持、売り込み続く金(ゴールド)……田中貴金属が2010年の投資用金地金などの取引量を発表

2011/01/21 12:00

金(ゴールド)田中貴金属は2011年1月20日、同社における2010年の年間投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)などを発表した。それによると金価格は高値維持の傾向を受けて、2010年もここ数年間同様に(田中貴金属側による)買取量が販売量を上回る結果となった([発表リリース])。

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リリースによると2010年における金の平均価格は1グラムあたり3480円。これは1980年の4499円(ただしドル平均は227.83円)以来30年ぶりの高値を記録した。各国の金融政策の影響やそれに連動する形のインフレへの懸念を受けて、金価格は上昇基調で推移。2010年7月にはギリシアなどのヨーロッパ系国債へのリスクがやや低下した動きを受けて一時反落したが、アメリカの景気回復感が減退する流れから、再び「現物資産」「世界共通の資産」である金に投資資金が流入。12月には史上最高値となる1トロイオンスあたり1426ドルを記録している。

↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)
↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)

金地金の売買状況は1年を通し高値推移。円高の影響で上値を抑えら、7月には国際価格の下落と相まってグラム当たり3200円台まで落ち込みを見せるも8月には再び上昇。12月7日には2010年における最高値となるグラムあたり3807円を記録している。

金(ゴールド)販売量は通年で4.1%の減少。価格上昇の割合(17.9%)と考えれば、買い基調はまだ健在であることが分かる。一方買い取り量は4.8%の増加。一般投資家の間で、安全資産としての金への注目度が引き続き高いことがうかがえる。

円高の進行傾向もあり、日本国内での金価格は2010年を通し緩やかに上昇。安全資産としての特性が再認識されている。世界市場価格では昨年11月あたりから横ばい傾向、今年1月に入ってからはやや下落の動きを見せつつある。これが単なる踊り場なのか、相場転換のシグナルなのかはまだ分からない。しかし海外、特にヨーロッパの国債へのリスクや、諸外国の金融緩和政策ともあわせ、金への注目は高いままで今年も推移するものと思われる。


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