原材料・商品そのものを知らない大豆商品のトップは?

2011/01/11 05:16

トップの商品マイボイスコムは2010年12月27日、大豆食品に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、大豆商品として知らなかった、あるいは商品自体を知らなかったもののトップには「テンペ」がついた。販売店も多いわけでは無く、知名度も低いことから、仕方の無い結果ともいえる。一方健康のために意図的に飲み食いしている大豆食品のトップには「納豆」がつき、ほぼ同数で「豆腐」が続いている(【発表リリース】)。

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今調査は2010年12月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万1626人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代30%・40代32%・50歳以上25%。

健康食品としてもてはやされることが多い豆腐や納豆をはじめ、日本食には欠かせない醤油や味噌、そして枝豆やもやしなど、実は大豆をベースとしている食品で食卓は満ちあふれている。それでは逆に、大豆食品であることを知らなかった、さらには商品自体を知らなかった大豆食品はどれだろうか。選択肢から該当するものを複数回答で聞いたのが次のグラフ。トップには「テンペ」がついた。

↑ 大豆食品として知らなかった、商品自体を知らなかったもの(複数回答)
↑ 大豆食品として知らなかった、商品自体を知らなかったもの(複数回答)

「テンペ」とは以前【インドネシアの伝統食、健康食品の「テンペ」】で紹介した、インドネシアの大豆発酵食品。以前の記事からの引用になるが、

ハイビスカスやバナナの葉っぱなどに付着している白カビの一種であるテンペ菌を用いた食品。「白カビ」を用いるという意味ではカマンベールチーズや「こうじ」と兄弟のようなもの。このテンペ菌を煮込んだ大豆に混ぜて発酵させた商品。日本ではおなじみの「納豆」と作成プロセスや材料が似ているが、「納豆菌」を使うと納豆になり、「テンペ菌」を使うとテンペになる

テンペというシロモノ。納豆とはまったく別物の、大豆ブロックのような食品。納豆が持つ健康的な側面を求めているが納豆が苦手な人にお勧めしたい。とはいえ、日本ではほとんど知られていないのも事実。興味がある人は通販などで一度お試しあれ。

第二位以降はグンと数字が下がるが、「大豆アイス」「大豆コーヒー」「大豆酢」など、通常の食品の代用品のようなものが続く。一方で「おや?」と思う人もいるかもしれないのが、「もやし」「きな粉」「甘納豆」など。すべての商品が大豆由来ではないが、大豆で創られたものも少なくなく(「もやし」はほとんどが大豆から)、一瞬戸惑うこともあるだろう。

逆に驚くのは「味噌」「しょうゆ」「豆腐」「納豆」など。ごく少数ではあるが、これらの食品を大豆由来であることを知らない人もいる。

大豆食品は健康によい事でも知られているが、それでは意識的に健康のために摂取している大豆由来食品(飲料)があるだろうか。調査母体では27.6%が「無い」、無回答者が0.3%となり、残りの72.1%は何らかの大豆食品を意図して飲み食いしていることが分かった。

↑ 健康のために意識的に食べたり飲んだりしている大豆食品(複数回答)
↑ 健康のために意識的に食べたり飲んだりしている大豆食品(複数回答)

トップは「納豆」の56.1%、次いで「豆腐」の54.2%。全体の半数以上が「健康に留意するために納豆・豆腐をそれぞれ食べている」というのはある意味驚異的な数字ともいえる。

第三位以降は30ポイント以上数字が落ちるが、それでも「味噌」「豆乳」「もやし」など、いかにも精進料理・ヘルシーっぽい食品が続く。確かに上位陣を改めて並べてみると、

納豆、豆腐、味噌、豆乳、もやし、枝豆、きな粉、おから、醤油

(10%以上回答)

と、健康食そのもの感がある食品の集合となる。

最上位陣を占める「納豆」「豆腐」は元々健康食品として知名度が高いが、最近は「もやし」も注目を集めつつある。健康的だけでなく価格が安く、お財布事情にも優しいのが主要因(【お財布に優しい「もやし」はやっぱり売れてます……もやしの購入度合いをグラフ化してみる】)。昔から愛食されているこれらの大豆食品が、健康のためにも今までよりさらに多くの人に認知され、食卓に並べられるよう願いたいものだ。

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