8つの「新しい職場探し」の検討を始めるべき機会
2011/01/28 07:17


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職場は必ずしもハッピーパラダイスなものではない。辛く悲しく苦しい事もしばしばある。それがバネになり、経験になり、スキルアップの原動力になるからだ。そのような場面で意思を貫くこと自身が仕事だとする考え方も一理ある。しかし物事には限度がある。自分自身や周囲の喜びのすべてを奪い取るほど「みじめだ」と感じるようになったら、検討をする機会と言える。
2.「職場に行くこと」を恐れているなら
疲れていたりイヤな目にあったり気が重たかったりなど、さまざまな理由で職場に足を運ぶのが苦痛になることがある。それは日常茶飯事のこと。しかしそれが毎日続くようなら、人生のカレンダーすべてが「職場に行きたくない日」と「イヤな場所で長時間を過ごした日」で埋め尽くされてしまう。恐れる原因が単純に自分のルーズさ・怠け癖では無いのなら、検討をする機会と言える。
3.ストレスで健康にマイナスの影響が出ていたら
例えば毎日大量の資材を運ぶ工事現場で働くとなれば、腰痛などが懸念される。冷蔵倉庫での作業の繰り返しとなれば、冷え性の心配もある。しかしデスクワーカーならば、【イギリスでは年間380万人が携帯メールの打ちすぎで反復運動過多損傷に】などで示したような指や肩こり、視力などの問題を除けば、例えば発がん物質にさらされるなどの直接的な健康被害にはあいにくい。にも関わらずストレスで健康に重大な支障が心身に生じるほど、仕事の上で追いやられているようなら、検討をする機会と言える。
4.自分の夢が奪われていると気づいたら
仕事そのものが自分の夢である人も多い。しかし夢を別に持っていて、それをかなえる手段として仕事に従事している人も少なくない。もちろん自分自身の夢とは別に、守らなければならないものも山ほどあるため(家族や財産など)、それらを天秤にかける必要はある。守るべきものを守れるだけの確証が得られ、その上で「今のままでは自分の夢が食い荒らされているだけだ」と実感したら、検討をする機会と言える。

ルーチンワークなら機械でも、採用三日目のアルバイトにもできることも多い。仕事をこなし、創意工夫をし、改善を行うことで、自分も周囲も職場環境も、そして会社、さらには業界そのものの向上も期待できる。その向上・成長の可能性こそが仕事の楽しさであり有意義な点であり働き甲斐といえる。もしそのような余地がまったくなく、ずっと同じことをさせられるばかりと実感し、自分自身がそれに満足していないのなら、検討をする機会と言える。
6.「この仕事でいいのかな」と自問自答をしはじめたら
例えば大学で就学している際には、多くの人が飲食や小売関連のアルバイトに付く。あるいは肉体労働の割の良いものに従事する人もいるだろう。しかしそれはあくまでも就学中の比較的時間に余裕のある際に行う、一時的労働という前提に沿った上でのもの。一方卒業後の就職では自分自身の生計のために、一日のうちの大部分をその仕事で費やすことになる。それらを改めて考え直し、「今の仕事でいいのかな、自分の人生の大部分を差しだすものかな、違うのではないかな」と自問自答をしはじめたら、検討をする機会と言える。

「1.」や「2.」のように、対価を得るためには自分の身を削り、多少なりとも我慢をする必要がある(他の誰かが出来ない、あるいは辛い作業を肩代わりするからこそ、対価を得ることができる)。しかし自分の価値観やモラルと完全に相反するものであれば、検討をする機会と言える。
8.「この仕事は単なる時間の浪費でしか無い」と実感しだしたら
時間は貯蓄も巻き戻しも貸し借りも出来ない、一番貴重な存在。ほとんどすべての人は自分自身の生計を立てるために自分の時間を差しださねばならない。しかしそれが何の創造も無し得ない、単なる時間を経過させるためのプロセスでしか無い、言い換えれば「ただ生きていくためだけに働いている」と実感しだしたら、検討をする機会と言える。
あくまでもこれらはチェックリストに過ぎず、「一つでも当てはまったらすぐに辞表を叩きつけろ」という意味合いは持たない。「検討を行い」、その上で「より良い日々を過ごすためには何をすべきかを考える」機会を提示しているということだ。
それに「新しい職場」とは、今勤めているのとは別の会社ということに限らない。社内創業の制度を設けている企業もあるし、別部署への異動を申し出るという手も考えられる。さらには「新しい職場を探しだすべきだ、と判断するくらいなのだから、思い切ってこんな提案を今の上層部にしてみよう」とポジティブでアグレッシブな考え方で臨む切り口もあるはずだ。
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