女性スモーカーの6割は「禁煙したい」
2011/01/12 19:30


スポンサードリンク
今調査は携帯電話を用いたインターネット経由で、全国の20歳以上の女性で2010年9月の一か月間と2010年10月の一か月間にどちらも習慣的にたばこを吸った、と答えた553人に対して行われたもの。調査期間は2010年11月30日-12月3日。年齢階層比は20代102人・30代199人・40代211人・50代41人。
昨年の10月にたばこの値上げが行われたわけだが、それを機会に禁煙を果たした人は意外に多くない(【理想3割・現実1割強…たばこ値上げに伴う禁煙、その願望と現実】)。【年齢別成人喫煙率をグラフ化してみる(2009年度反映分)】のデータにもあるように、日本女性の喫煙率は横ばい、世代によっては上昇傾向にもあり、今調査母体の動向は何かと気になるところ。
調査時点において禁煙したいかを尋ねた結果が次のグラフだが、全体では63.1%が禁煙したい、と答えている。大体三人に二人の割合。

↑ たばこを止めたいと思うか
年代別ではさほど変化は見られないものの、末子の年齢や喫煙頻度では違いが確認できる。子供は居ないより居る方が禁煙意向が強く、またその子供の年齢が若いほど強くなる傾向があるようだ。やはり子供の健康に留意して、喫煙を検討するということなのだろう。一方禁煙頻度別では、ヘビースモーカーほど禁煙意向は弱い。止めようなどとは考えていない、逆にいえば喫煙を続ける強い意志を感じることが出来る。
禁煙するか否かは結局本人の意思次第。周囲がいかに説得しても、今回のように大幅値上げをはじめとした各種「きっかけ」が生じても、本人に禁煙の意思がなければ止めさせることは難しい。他の調査でもヘビースモーカーほど、禁煙のチャンスを乗り越えて喫煙を継続する傾向が強いことが確認されている。逆に考えれば、そこまで強い喫煙意向を持っているからこそ、一日に吸う本数も多いのかもしれない。
スポンサードリンク
関連記事
