夏以降の野菜価格の値動きをグラフ化してみる

2011/01/04 12:10

野菜【野菜の発育不足の影響を実際に目にして】【2010年11月度のチェーンストアの売上高、前年同月比-0.5%】などでも触れているが、昨年の春先までの日照時間不足と夏の酷暑のあおりを受けて、農作物の収穫がやや頼りない状況。特に野菜は高値を続けている品目も多い。実際にスーパーなどで野菜売り場を見ると、いつもより高め、あるいは価格は同じで量が少なめの袋詰めの野菜が目に留まる。そこで今回はこの高値を確認するため、【東京都中央卸売市場】のデータをもとに、夏以降の野菜価格の動向のグラフ化を試みることにした。

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まずは最新データ、2010年12月4週における、主要野菜の価格動向。絶対額でいくらと示しても、それが安いのか高いのか判断がつきにくいので、前年同期比でグラフ化した。

↑ 東京卸売市場2010年12月4週・青果物の価格動向(前年同期比、掲載されているもののみ)
↑ 東京卸売市場2010年12月4週・青果物の価格動向(前年同期比、掲載されているもののみ)

じゃがいもの前年同期比が記載されていなかったので、グラフ上に反映できないのが残念だが、レタスや小松菜、ほうれん草などの青物系の一部が安値を見せているのに対し、キャベツ、トマト、さといも、さつまいもなどが高値を維持しているのが分かる。特にキャベツやさつま芋はテレビなどでも何度か高値が伝えられおり、「なるほど」と思う人も多いはず。

続いて夏以降の動きを、一部の野菜について追ってみる。あまり種類を増やしてもごちゃごちゃするだけなので、独断と偏見で7種類に限定させていただいた。

↑ 東京卸売市場青果物の価格動向(前年同期比、葉物)
↑ 東京卸売市場青果物の価格動向(前年同期比、葉物)

↑ 東京卸売市場青果物の価格動向(前年同期比、根菜その他)
↑ 東京卸売市場青果物の価格動向(前年同期比、根菜その他)

まず葉物だが、全般的に高値。特に野菜の高騰が連日伝えられていた10月はキャベツもレタスも前年比で2倍以上の値を付けていたのが分かる。その後レタスは再び上昇機運を見せながらも下落。昨今ではむしろ昨年より安値で推移している。一方でキャベツは11月3週をピークに値を下げつつあるが、それでも昨年と比べて2倍前後の高値であることに違いない。ねぎは10月以降は安定した値動き。

野菜高騰一方根菜類はといえば、冬至などでは欠かせないかぼちゃが安値。ピーマンは10月初旬に異様な高値をつけ、11月下旬にも一度大きく上げているが、最近ではむしろ安値で推移。またこの時期安値で美味しくいただくことができ、冬場野菜の代名詞でもある大根は、夏以降高値のまま(最近ようやく安定してきたようだが)。さつま芋は昨年価格の50%増しの水準を維持したまま現在に至っている。

7品目に限って見ても、高値のままのもの、上げ下げの激しいもの、安値で推移しているものなど、多種多彩な値動きを見せているのが分かる。消費者としては、代替の効くものは安いものに臨機応変に切り替え、むしろ安く手に入る野菜を基準に料理を考えるなどで、工夫を凝らしていこう。また「地産地消」の言葉通り、地元でとれる安い野菜を積極的に入手して活用するのも賢いやり口といえよう。

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