小学一年生の推移をグラフ化してみる

2011/01/05 06:59

先に【小学生や中学生の数の推移をグラフ化してみる】で示したように、【ランドセルや学習机、防犯用品など子供向け商品の市場規模をグラフ化してみる】など小学生向けの各種市場動向に絡んで、小学生や中学生などの数について調べを進めている。今回は小学生向けの各種市場(学習机やランドセルなど)市場として一番関係が深い「小学一年生」の推移をグラフ化してみることにした。

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データ取得元は「平成21年版青少年白書 学校教育の概況」が参照している、文部科学省発表の【学校基本調査】。ただしこちらのページは数年分のデータしか掲載されていないので、総務省の【e-Stat】から「学校基本調査」を探し、年次統計を選択。そこから各種必要なデータを選んで取得していけばよい……

……はずなのだが、実は「年次統計」では学年別のデータが見つからない。そこで各調査年毎の「学校調査・学校通信教育調査(高等学校)」から「小学校」を選び、詳細データから抽出するしかないのだが、これが過去の参考データも含めて1992年以降のものしか存在しない。先の記事が戦後直後からのものだったのと比較するとやや頼りない感は否めないが、この際仕方がない。

まずは小学1年生の推移。参考として先の記事における小学生全体の推移も再掲載していおく。

↑ 小学1年生の推移(国公私立合わせて)
↑ 小学1年生の推移(国公私立合わせて)

↑ 小学生推移(国公私立合計)
↑ 小学生推移(国公私立合計)(再録)

小学生全体が1992年以降の範囲ではゆるやかなカーブでの減少を示していることもあり、当然小学1年生も似たようなカーブが確認できる。

もちろん中期的には減少傾向にある事に違いは無い。それを確認できるのが、次の前年比を計算したグラフ。

↑ 小学1年生の推移・前年比(国公私立合わせて)
↑ 小学1年生の推移・前年比(国公私立合わせて)

高低差が大きいように見えるが、一部のイレギュラー値を除けばプラス1%-マイナス3%の領域に収まっているのが分かる。そして全体的にマイナス部分が多いことから、少なくとも今グラフの範囲内では少しずつ数を減らしているのが理解できよう。

表現を変えれば、新たに小学生になる新入生の減少ぶりはここ数年のものではないということ。小学生向けの市場に限っても、市場動向を左右する要因は消費性向の変化、選択肢の拡大、流通経路の多様化など、小学一年生の数そのものの減少以外に多数存在する。ここ数年になって突然「昨今の少子化が市場に大きな影響を」と主張されても、それに対して首を縦に振るのは少々疑問を呈さざるを得ないといえよう。

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