あって良かった保育園、感謝の度合いは男性が上

2010/12/31 07:03

保育園【持田ヘルスケア】は2010年12月20日、妊娠や出産、子育てに関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体において、育児に関する支援制度やサービスで「あって良かった」と思うものは男性が「学童保育・保育園」、女性が「保健師・助産師などの新生児訪問」であることが分かった。一方男性の1/3は「そのような制度・サービスがあることを知らなかった」と回答しており、各種サービスの啓蒙不足が露呈する結果となっている。

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今調査は2010年7月23日から11月18日にかけて、インターネット経由で全国の男女5427人に対して行われたもの。男女比・年齢階層比などは非公開。

妊娠・出産・子育ては保護者にとって非常に喜ばしいイベントであると同時に、負荷のかかる状況でもある。その大変さは誰にとっても同じで、該当する人たちを社会全体で支えてかねばならない。もちろんニーズに応える形で、公的機関や私立、ボランティアなど多方面の手により、各種支援制度やサービスが提供されている。それらを最大限に活用すれば、負担を大いに減らすことが可能となる。

それでは存在を知り、あるいは実際に活用して「あって良かった」と思えるのはどのようなサービスだろうか。複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。男性は「学童保育・保育園」、女性が「保健師・助産師などの新生児訪問」がトップとなった。

↑ あってよかった育児に関する支援制度やサービス(複数回答)
↑ あってよかった育児に関する支援制度やサービス(複数回答)

差異はあるものの男女ともに高い値を示しているのは「学童保育・保育園」。昨今の保育園不足の問題が女性だけでなく男性においても、切実なものであることが分かる。特に男性の方が高い値なのは、保育園絡みでは女性は子供のことが主に心配になるのに対し、男性は子供と母親双方を心配するからだろうか。

新生児とお医者さん一方女性は半数近くが「保健師・助産師等の新生児訪問」と答えている。「新生児訪問」とあることから、子供が生まれた直後の乳幼児の扱い方や変移に対する不安が多く、この不安を保健師・助産師達が、実際面はもちろん精神面でも支えているのが分かる。三世代世帯なら、この「支え」は祖父母、特に経験豊かな祖母が行えるはずなのだが、【ますます進む核家族化…種類別世帯数の推移をグラフ化してみる(2009年分反映版)】にもあるように三世代世帯が少なくなる昨今では、それも難しい話。

さらに気になるのは一番右側の項目「そういった制度やサービスがあることを知らなかった」。公的機関は特にそうだが、サービスの受信側が積極的に動かなければ、便益を受けられることは決してない。「知らなかったのですか、それは残念」で終わってしまうのが関の山。行政機関などの啓蒙不足ももちろんだが、当事者の不慣れさによる情報の検索不足も理由としては小さくない。ほぼすべての人が税金をきちんと納めているのだから、その対価に見合うだけのサービスを「権利」として探し求め、便益を受けることは、何ら恥じ入るものではない。「こんなサービスはあるかな」と思ったら、積極的に探し、見つけたらアグレッシブに活用しよう。

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