2010年11月度外食産業売上はプラス0.2%・天候良好で売上アップ、牛丼店は低単価商品で集客成功か

2010/12/28 06:30

日本フードサービス協会は2010年12月27日、協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2010年11月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でプラス0.2%となり、5か月連続のプラスとなった。昨年と比べると休みの日が1日少なかったものの、天候が良好だったのが幸いした。客単価は下落傾向を続けているが、昨月度よりは回復を見せている(【発表リリース】)。

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今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が180、店舗数は29428店舗。今月は前月と比較して事業社数が大幅に減少しているのが気になる。

全業態すべてを合わせた11月度売り上げ状況は、前年同月比で100.2%と前年同月を0.2%上回り、先月から続いてプラスを見せることになった。今回計測月は日取りがマイナスに働いたものの、天候の良さがプラスに作用し、売上をプラスに持ちあげる主要因になった。一方で低価格メニュー競争は継続中で、市場全体の単価を抑える状況。

業態別では「比較的」堅調なファストフードは先月同様に「和風」以外は客単価減少も最小限に抑え、これまた先月と同じく「洋風」以外は客数の伸びで単価減少をカバー、結果として売上は大勢がプラスだったものの、「洋風」「持ち帰り米飯・回転寿司」はマイナス。お馴染みのめん類がいつものごとく店舗数のかさ上げでプラス。そして客単価が大きく落ちた、話題豊富な牛丼チェーン店が含まれている「和風」では、「売上100.3%」「客数107.0%」「客単価93.7%」となり今月もかろうじて「商品単価を大きく下げて集客、売上アップ」の狙いは当たった様相。

ファミリーレストラン部門は総売上がプラス。洋風・焼き肉が頑張っているが、中華が軟調。客単価は安定し、和風ではむしろプラスとなっている。しかし和風・中華の店舗数低迷が気になるところ。

全店データ
↑ 全店データ

天候の良さで
客数が増加。
客単価の減少は続く。
今月は日曜祝祭日が昨年と比べて1日少なかったことがマイナスに働いたが、その分天候は良好なものとなり、客数はプラスに押し上られた。そしてこれが最終的に売上をプラスに落ち着かせる要因に。客単価は下がるばかりだが、前月の98.3%からは少しばかり回復した98.7%となっている。しかしながら売上高的には厳しい状況が続いていることに変わりは無い。

今年は特に野菜不足による価格上昇が問題視され、鎮静化するといわれていた12月以降も一部を除き高値が続いている。一方でお客からの価格引き下げのニーズは留まるところを知らない。経営的に難しい状況に違いは無く、どのように乗り越えていくかが気になるところだ。

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