【更新】夕食メニューの最優先事項は「自宅にある食材の片づけ」

2010/12/27 12:10

料理をする主婦大日本印刷は2010年12月20日、子会社のアットテーブルによる主婦を対象とした食品購買行動に関する、調査結果の一部を発表した。それによると調査母体において、夕食のメニューを決める際にもっともよく参考にされるのは「自宅にある使い残した食材」だった。次いで「自宅にある買い置き・常備している食材」「自宅にあるまとめ買いした食材」がほぼ同数で並んでおり、夕食のメニューは「自宅にある食材」が大きなカギを握っていることが分かった。それらに続くものとしては「ウェブサイト上のレシピコーナー」「料理本・雑誌・新聞の料理コーナー」などが続いている([発表リリース])。

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今調査は2010年10月22日から29日にかけて、全国の20-69歳の既婚女性のうち、食品スーパーマーケットを週1回以上利用している人に対して行われたもの。有効回答数は1万2066人。年齢階層は20代1644人・30代3501人・40代3533人。50代2389人・60代959人。

主婦にとって頭痛の種は多種多様だが、その中の一つが夕食の献立。いくら好物でも毎日同じものでは飽きが来るし、お財布事情や自分自身・配偶者・子供の好き嫌い、そして栄養のバランス、さらには個々のリクエストなど、色々な要素を加味することが求められる。そこで調査母体の主婦に、夕食メニューを決める時に参考にすることを複数回答で聞いたところ、トップには「自宅にある使い残した食材」がついた。

↑ 夕食メニューを決める時に参考にすることは
↑ 夕食メニューを決める時に参考にすることは

個々の好き嫌いやリクエストは分かるが、まず最初に考えねばならないのは、冷蔵庫に鎮座している食材をいかに片づけるか。後回しにして賞味期限が過ぎたり、傷めてしまったのではもったいない。第二位・第三位も「そのような状態になったかの理由」の違いはあれど、「自宅にある食材」に違いは無く、「手持ちの食材を使ったあり合わせ」を強く意識しているのが分かる。言い換えれば、手持ちにある材料で工夫して夕食を料理しようとする、主婦の苦労の程がしのばれる。

その次の順位にあるのは「ウェブサイト上のレシピサイト」。レシピのポータルサイトが上場を果たせるほどのニーズがあるのだから、これはある意味当然といえる。母体の年齢階層構成比にもよるが、料理本や雑誌、テレビなどよりもレシピサイトが上位に来ている結果を見ると、【テレビや新聞はパソコン・携帯では代替できない? 主婦の視点で見た、デジタルで事足りるものと物足りないもの】で挙げた「PCや携帯、情報端末で事足りるもの」の第三位に「料理本」が入っているのも納得がいく。

↑ PCや携帯、情報端末で「事足りるもの」
↑ PCや携帯、情報端末で「事足りるもの」(再録)

一方で、各種口コミ情報や新聞のチラシが少数なのがやや気になるところ。特にスーパー発の情報として、チラシは13.4%・ウェブサイトは2.4%しか夕食メニュー時に参考にしない。「スーパーに行こうか」と動機付けさせる情報発信・啓蒙そのものが不足しているか、手法を考え直す必要性があるように見える。

ネットメディアと旧メディア

これらの項目のうち、世代間で大きな違いを見せる項目を抽出し、再構築したのが次のグラフ。インターネット関連は若年層が、テレビや折込チラシは歳を経るに連れて、参考にする人が多い結果が出ている。

↑ 夕食メニューを決める時に参考にすることは(年齢階層別、一部)
↑ 夕食メニューを決める時に参考にすることは(年齢階層別、一部)

特に「ウェブサイト上のレシピコーナー」は20代と60代との間に40ポイント近い差が出ており、夕食の献立を考える際の世代間格差がネット周りで大きく出ているのが確認できる。チラシは20ポイント足らず、テレビやラジオでも10ポイント程度しか出ていないのと比べても、その大きさが改めて分かる。【料理レシピ、もっとも参考にするものは「自分の頭の中のレシピ」】でもほぼ同様の傾向が表れていることから、この傾向は料理をたしなむ主婦にとって、ごく普通の傾向と見てよいだろう。

もし「この料理を創ってほしい」というリクエストをするのなら、単に名前やイメージを伝えるだけでなく「●×のレシピサイトに載っていた■△という料理が食べたいな」とレシピサイトを見たこと、すぐにレシピが分かるような情報を伝えてみよう。案外要望がスムーズに通るかもしれない。

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