主要国の携帯電話所有率推移をグラフ化してみる

2010/12/27 07:17

携帯電話アメリカの大手調査機関PewResearchCenterは2010年12月15日に同社公式サイトにおいて、諸外国のソーシャルメディアの浸透状況を報告する調査結果【Global Publics Embrace Social Networking】を公開した。その中では各国のソーシャルメディアやインターネット、携帯電話の浸透具合を比較検討しているのだが、今回はそこから、主要国全体における携帯電話の所有率推移をグラフ化していくことにしよう。

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今調査は2010年春に対面、国によっては電話での口述質問で行われたもの。調査母体数は国単位で異なり、数百-数千の範囲となっている。中国・インド・パキスタンは都市部だけの調査、それ以外の国では各国全地域を対象にしている。なお2002年夏・2007年春のデータがある国の場合、調査方法は同様である。

先行する記事で特に新興国において携帯電話の普及率上昇の度合いが著しく、それがインターネット普及率を押し上げていることについて触れた。

↑ 主要国年齢階層別携帯電話所有率(全体比)(伸び率が著しい国)
↑ 主要国年齢階層別携帯電話所有率(全体比)(伸び率が著しい国)(再録)

今回はこれらの国も含めた、今調査対象となった国全体における、直近も含めた3回分の携帯電話所有率推移をグラフ化する。ただし国によっては過去2回分の調査が行われていないところもあり、その国については空白のままにしてある。

↑ 主要国年齢階層別携帯電話所有率(全体比)(欧米・中東)
↑ 主要国年齢階層別携帯電話所有率(全体比)(欧米・中東)

↑ 主要国年齢階層別携帯電話所有率(全体比)(アジア・南米・アフリカ)
↑ 主要国年齢階層別携帯電話所有率(全体比)(アジア・南米・アフリカ)

元資料では「2002年と比べると携帯電話の普及率は劇的に変化した」と表現している。元々普及率の高かったアメリカですら20ポイント以上の増加を見せているが、70ポイント以上の劇的な普及が確認できるロシアをはじめ、特に新興国での普及ぶりが目立つ。携帯電話が新興国の情報断絶を過去のものとし、生活を大きく変化させるキーアイテムとして加速度的に普及していることは間違いない。そして携帯電話すべではないが、その多くで備えているインターネット機能が、言葉通り「世界への窓口」となっている。

さらに来年以降は、価格の安いスマートフォンの普及により、一層インターネットへの門戸が広く開かれることが容易に想像される。いまだかつてない時代の幕開けが近付いている、いやもう第一幕は始まっているのかもしれない。

なお一応念のため、総務省の【世界情報通信事情】でデータを確認したが(大部分は2008年までしかない)、大きなぶれは無かったことを示しておく。


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