世界各国のソーシャルメディア利用率
2010/12/24 06:40


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今調査は2010年春に対面あるいは電話での口述質問で行われたもので、国によって調査母体数は異なり、数百-数千の範囲となっている。中国・インド・パキスタンは都市部だけの調査だが、それ以外は各国全地域を対象にしている。
各国の調査母体に対し、ソーシャルメディア(Facebookやツイッターに限定せず、それぞれの国の主要ソーシャルメディアを意味する。例えば日本の場合、Facebook以外にmixiとTwitterが対象)を使ったことがあるか否かについて聞いた結果が次のグラフ。元々インターネットを使っていない人の多い国は、当然ながら全体に占める利用率も低いモノとなっている。

↑ ソーシャルメディアの浸透度(ソーシャルメディアを使ったことがあるか)
全体比という観点ではアメリカの46%がトップ。それに次いで(意外なことに)ポーランド、そしてイギリス、韓国と続いている。特にポーランドはインターネット未利用率が4割を超えているにも関わらず、ソーシャルメディア利用率が4割超を果たしており、ネット利用者間のソーシャルメディア浸透度が極めて高いことが分かる。これは【Facebookの利用者数と増加率上位国】など別調査機関のデータからも明らかになっている傾向で、注目すべきものといえる。
逆にドイツと日本はインターネット利用率が比較的高いにも関わらず、ソーシャルメディアの利用率は低めに抑えられている。こちらは元資料にも特異事項として示されているが、特に説明は無い(日本の場合はmixiが含まれているので、もう少し高めでもおかしくないのだが……モバゲータウンとGREEも含めるべきなのかもしれない)。

来年はスマートフォンの浸透と合わせ、さらにこの動きは加速化していくに違いない。モバイル端末はソーシャルメディアと共に、世界全体を大きく動かそうとしていると見ても、あながち間違いではないのかもしれない。
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