2010年11月度コンビニ売上高は1.1%のプラス・たばこ駆け込み需要の反動は収まりを見せる

2010/12/21 12:00

日本フランチャイズチェーン協会は2010年12月20日、2010年11月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると11月はたばこ増税に伴う駆け込み需要の反動、価格値上げによる買い控えなどの影響は回復基調にあり、来店客数も増加を見せることで、既存店ベースの売上高は前年同月比+1.1%と2か月ぶりのプラスを記録した(【発表リリース、PDF】)。

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今調査の概要は、過去の記事のまとめ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明済み。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は2か月ぶりのプラス、全店も2か月ぶりのプラス
・全店ベース……+3.1%
・既存店ベース…+1.1%

●店舗数(前年同月比)
・+1.4%

●来店客数:既存店は2か月ぶりのプラス、全店も2か月ぶりのプラス
・全店ベース……+3.3%
・既存店ベース…+1.9%

●平均客単価:既存店は2か月連続のマイナス、全店も2か月連続のマイナス
・全店ベース……-0.2%(569.2円)
・既存店ベース…-0.8%(563.4円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……+5.5%
・加工食品……+4.4%
・非食品………-1.0%←たばこ駆け込み需要反動はほぼリカバー?
・サービス……+3.4%
・合計…………+3.1%

※既存店……1年以上営業中の店舗

11月は寒さも厳しさを増し、暖を求めるアイテムを購入する人が増えたからか、来客数は増加。これが売上を大きく押し上げることにつながった。冒頭でも触れたように、たばこ税増税に伴う値上げに関連したたばこ周りの売り上げ減と共に、一連のドタバタは早くも収束の気配が感じられる状況に。

「たばこ値上げ」の影響は
早くも収束の方向か。
今回のたばこの値上げは過去のと比較しても値上げ幅が非常に大きく、それゆえに値上げ前の駆け込み需要・値上げ後の反動の幅がダイナミックなものとなった。この大きな「振れ幅」から、需要の回復あるいは通常ペースの動向に戻るまでは半年前後はかかるのではないかという懸念もあったが、たばこの販売本数動向から予測できたように、回復ペースも極めて早いようだ。

一方で客単価の減退は相変わらずで、これはコンビニに限らず主要小売業者共通の「悩みの種」。商品単価が減少しているのが一因だが、それ以上に消費者の消費性向が減退しているのが大きい。消費者側のライフスタイルの変化は仕方が無いとして、それに対応した中長期的な戦略が求められよう。

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