花王がトップ、ディー・エヌ・エーのモバゲータウンがテレ東に大量投入(民放テレビCM動向:2010年11月分)

2010/12/20 19:30

ゼータ・ブリッジは2010年12月20日、同年11月度における関東民放5放送局(いわゆるキー局)のテレビCMオンラインランキングを発表した。それによるとCMの放送回数がもっとも多かった企業は花王で、次いでP&G、東芝が続いていることが分かった。花王は特に日本テレビ・フジテレビへの広告出稿回数の多さが確認できる([発表リリース])。

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データの取得場所や各種データの表す意味、さらには今件記事が関東地域のみを対象としていることに関する説明は一連の記事まとめ【定期更新記事:関東民放テレビCM動向(ゼータ・ブリッジ)】で行われている。そちらで確認してほしい。

発表資料には多種多彩なデータが掲載されているが、そのうち企業別オンエアランキング(放送回数順位)の中から上位10位を抽出したのが次のグラフ。

↑ 企業別放送回数ランキング(2010年11月、上位10位)
↑ 企業別放送回数ランキング(2010年11月、上位10位)

【大企業のテレビCM出稿量推移をグラフ化してみる……(1)花王】などて触れているように、同社は年末に向けて新製品の展開と広告大量露出を行い、年明けに数を減らす傾向がある。その年末攻勢の真っ最中のようで、今フォーマットでの記事掲載第一回目のトップ企業として名を連ねることとなった。

第三位に東芝、第七位にパナソニックと家電メーカーが上位に顔を見せているが、これは家電エコポイントの駆け込み需要を狙ったもの。「せっかくだから何か買っておこうか」というニーズがある中で「(ならば)こちらはいかがですか?」とアプローチをかけるのは非常に賢い切り口といえる。元資料で言及されているが、個別家電商品へのプッシュも目立つ。

目立つといえば以前連載していた「テレビCM出稿量の上位陣をグラフ化してみる」の終末近辺で話題に登っていた携帯電話向けサービスの事業会社「ディ・エヌ・エー」と「グリー」が相変わらず上位についているのも確認ができる。

さてこれら上位10位の企業におけるCM出稿を、テレビ局ごとにグラフ化したのが次の図。

↑ 企業別放送回数ランキング(2010年11月、上位10位)(局別)
↑ 企業別放送回数ランキング(2010年11月、上位10位)(局別)

トップの花王は特に日本テレビとフジテレビに多い。これはフジテレビの場合は一社提供番組を持っている事、そして日本テレビも合わせて比較的長時間(1分以上)のCMを出稿していることに起因する。

また、話題の携帯電話会社ではティー・エヌ・エーがテレビ東京、グリーがテレビ朝日に注力しているのが分かる。今件についてはリリースでもディー・エヌ・エーのモバゲータウンについて、

時任三郎さん、柳沢慎吾さん、麻生祐未さんらが出演し80年代-90年代のトレンディドラマを彷彿させる「いい大人の、モバゲー」シリーズや、木梨憲武さんがサイト内の人気ゲーム「怪盗ロワイヤル」にのめりこんで行くシリーズと2つのストーリー仕立てのCMを展開。これまでの若年層を中心とした利用者から更に上の世代への利用者層の拡大を促進している様子がうかがえます

と言及しており、経済番組が多く視聴者の年齢階層が高いことが容易に想像できるテレビ東京への出稿回数が多かったのも納得ができる。



本文中でも一部触れたが、テレビCMの出稿数については以前「テレビCM出稿量の上位陣をグラフ化してみる」というタイトルで毎月定期的に記事を更新していたが、データ提供元が10月15日に突然閉鎖されてしまったため(【昨日まではあったはずなのに......月次の「テレビCM出稿量の上位陣をグラフ化してみる」のデータ元が閉鎖】)、継続が不可能となってしまった。

幸いにも今回、似たようなテレビCM関連のデータを毎月定期的に「公開」している場を教示してもらい、多少スタイルは変えざるを得なくなったものの、テレビCMの動向を介してテレビ放送局、そして各企業の動きや戦略をかいま見る機会を得ることができるようになった次第。

記事掲載のフォーマットについては今後逐次変更していく可能性もあるが、来月以降定期的に更新する予定だ。


■関連記事:
【テレビCM出稿量の上位陣をグラフ化してみる(2010年8月分)】

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