電子メールの利用手段、パソコンよりも携帯主流。でもお年寄りは…?

2010/12/23 19:30

お年寄りのインターネット使用クラレは2010年12月16日、「現代家庭の情報生活」に関する調査結果を発表した。それによると調査母体では、仕事以外で電子メールを使っている人は96.6%とほぼ全員であることが分かった。年齢階層別による差異はほとんど無い。また電子メールの手段としてはパソコンよりも携帯電話が主流だが、歳を経るに連れてパソコンの主流率が高まる傾向も確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は2010年9月に首都圏・近畿圏に在住する500世帯に対し「インターネット経由で」「家族の生活・行動、家計の事情を最も把握している」主婦(=結婚済み)に行われたもので、年齢階層は20代18.0%・30代36.6%・40代27.6%・50歳以上17.8%。比較対象とされる10年前の調査は2000年5月に「アンケート用紙による留置法で」行われたもので、対象は主婦、有効回答数は481人。いずれも個人に対する設問は主婦本人、世帯全体に対する設問は主婦が把握している範囲内での回答と見て良い。

まずは仕事以外での電子メール(パソコン・携帯電話を問わず)の利用度だが、直近の設問がインターネット経由であることも作用してか、ほぼ100%の人が使用中と答えている。

↑ 仕事以外で電子メールを使っているか(パソコン・携帯)
↑ 仕事以外で電子メールを使っているか(パソコン・携帯)

2000年の利用率(2000年の設問時には50代以上は無く、40代(以上)に含まれている)が全体で4割強、20代でも7割だったことを考えれば、例え2010年の問いがインターネット経由だった分を割り引いたとしても、大きな伸びと言える。

しかし気になるのは、この「電子メール」がパソコンを使ってのものなのか、それとも携帯電話によるものなのか。【デジタル時代の「三種の神器」はパソコン・携帯・デジタルカメラ】にもあるように調査母体では携帯電話の所有率もほぼ100%だから、等分だとすれば半々位かな、パソコン経由のアンケートだからパソコンの方が多いかも、という感はあるのだが……

↑ 電子メールの手段・どちらが多いか
↑ 電子メールの手段・どちらが多いか

結果としては携帯電話利用が多数派を占める結果となった。「のみ」も合わせた「携帯多数派」は6割近く、「パソコン多数派」は3割強でしかない。

もっともこれを年齢階層別に見ると、事情は少々異なってくる。

↑ 電子メールの手段・どちらが多いか(年齢階層別)
↑ 電子メールの手段・どちらが多いか(年齢階層別)

非常にキレイな形で「若年層は携帯メール重視」「経年と共にパソコンメールを多用」な構図が浮かび上がる。壮齢者は携帯電話の操作が苦手で、同じ作業をするのならパソコンを好む傾向は、例えば【ツイッターの認知度は68.6%・そのうち利用経験者はパソコン4割、ケータイ2割強】などにも見てとれる。画面の大きさやキータッチへの慣れから、パソコンが使えるのならわざわざ携帯電話を用いなくても、という意向が強いのだろう。



今後デジタルに長けた世代がそのまま歳をとった時になって、若い時代での電子メール利用の傾向がそのまま継続されるのか。それともやはりパソコンに移行するのか。その動向を見てみたいものだ。

もっともスマートフォンのように、パソコン・携帯との間に位置するようなものをはじめ、新たな端末が登場・普及している可能性もある。もちろんそれはそれで楽しみな状況には違いない。

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