【更新】「目的を決めて貯金」は約2割 「漠然貯金」は大体4割

2010/12/20 12:00

貯金アイシェアは2010年12月17日、家計管理に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体のうち未婚者においては、目的と金額を共に決めて貯金をしている人は1割足らずであることが分かった。目的、あるいは目標金額のみを決めて貯金している人を合わせれば4割近く、目的も目標金額も決めず漠然とではあるが貯金をしている人も合わせると8割強の人が貯金をしている。また、結婚をすることで貯金に対する目的意識が高まるようで、目的を決めて貯金をする人の比率が多少ながらも上がる傾向が確認できる([発表リリース])。

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今調査はアイシェアが2010年12月6日から12月7日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対してパソコンのインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1140人。うち未婚者(結婚願望あり)568人・既婚者572人。年齢階層比は未婚者が20代18.5%・30代81.5%、既婚者が20代6.1%・30代93.9%。男女比は未婚者が男女=66.9%対33.1%、既婚者が男女=55.9%対44.1%。

蓄財のもっともシンプルで誰にでもすぐにはじめることができるのが「貯金」。銀行口座へ逐次貯めてもいいし、貯金箱を用意して小銭を少しずつ入れても良い。お金は多種多様なサービスや物品が姿を変えた「価値」の集合体であるため、貯金額の多さはそれだけ自分の安心(財政的、そして心理的にも)を積み増すことにもつながる。

調査母体のうち、結婚願望のある未婚者に向けて、利用の目的や金額を決めて貯金をしているか否かを聞いたところ、目的や目標金額決定の有無を問わず、とにかく「貯金をしている人」は8割強。目的や金額など、ある程度の目的意識を持つ人に限れば約4割の人が「目標を設定して貯金をしている」結果が出ている。

↑ 利用の目的や金額を決めて貯金をしているか(結婚願望のある未婚者限定)
↑ 利用の目的や金額を決めて貯金をしているか(結婚願望のある未婚者限定)

男女別ではやや女性の方が目的意識が高い。目的・目標金額共に設定している割合に限れば、女性は男性のほぼ2倍。買い物に関しての目ざとさを持つ傾向の強い女性は、同時に貯金に対しても強い意思を持っているわけだ。

逆の視点で見ると、貯金をしていない人は1割強確認できる。また、漠然としたスタイルでの貯金の人も4割強。目的意識の無い行動は、どうしても挫折してしまいがちなので、何らかの目標設定をお勧めしたいところだ(例えば500円玉で10万円貯めたらスマートフォンを買う、といった具合)。

この「目的意識を持った貯金」については、「結婚」はプラスとして働くようだ。同じ質問を既婚者に聞いた結果と比較したのが次のグラフだが、「目的・金額共に」「目的のみ」の回答率は既婚者の方が上回っているのが確認できる。

↑ 利用の目的や金額を決めて貯金をしているか(結婚願望のある未婚者と既婚者比較)
↑ 利用の目的や金額を決めて貯金をしているか(結婚願望のある未婚者と既婚者比較)

数字的には「金額のみ」「漠然貯金」派が減り、その分「目的・金額共に」「目的のみ」というところ。一方で「貯金せず」の人は相変わらず1割強とほぼ変わらない結果が出ている。



貯金周りの話をすると、必ず「貯金する余裕が無い」という意見をいただく。可処分所得減少・不景気のさなか、そのような事実があることは間違いない。しかし一方で、今調査の別項目でも触れているが、家計簿などでお金の流れを把握している人は半数にも満たないという事実も確認されている。

↑ 家計簿を付けるなど、毎月の収支を記録に残しているか(結婚願望のある未婚者限定)
↑ 家計簿を付けるなど、毎月の収支を記録に残しているか(結婚願望のある未婚者限定)(再録)

もし家計簿などのお金の流れを把握する仕組みを利用せず、その上で「貯金する余裕が無い」という状態の人がいたら、まず最初に家計簿をつけることから始めてほしい。お金の流れをどんぶり勘定では無く、数字で読みとれるようになれば、きっとどこかに無駄な部分を見つけることができるはずだ。それらを一つひとつ潰していくことで、状況は改善されるに違いない。


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