男女とも平均睡眠時間は6時間半・中堅以降は男性がやや長い傾向

2010/12/15 06:06

厚生労働省は2010年12月7日、「平成21年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。それによると成人の平均睡眠時間は男女とも「6時間以上7時間未満」がもっとも多く、4割近くを占めていることが分かった。また区分中央値を元に平均値を算出すると、男性6.62時間・女性6.47時間となり、わずかに男性が長い傾向が確認できる(【発表リリース】)。

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今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とするもの。今回調査分では調査実施世帯数は3785世帯で、調査方法は問診及び計測調査による。生活習慣部分は留め置き法による自記式質問紙調査。

体質や生活習慣、労働環境など多種多彩な要素により、一人ひとりの適切な睡眠時間は異なる。よって、同じ睡眠時間を取得していたとしても、すべての人が等しい健康状態となるとは限らない。疲れている時は、より長く寝ていたくなるのが良い例だ。よって、睡眠時間が長ければ良いというわけではない(【「寝る子は育つ」とは言い切れない? 睡眠時間と体力テストの平均点との関係をグラフ化してみる】)。

それを念頭においた上で。一日の平均睡眠時間を時間区分毎に比率で示したのが次のグラフ。男女とも30-40代あたりまでが赤系統の面積が増え、それ以降は減少していくことから、その年代までは睡眠時間が減少傾向にあり、それ以降は再び増加していくのが分かる。

↑ 1日の平均睡眠時間(20歳以上)
↑ 1日の平均睡眠時間(20歳以上)

「5時間未満」の部分をだけを見ても、男性30代・女性40代が最多数値であるのが確認できる。

とはいえ、これでは「どの睡眠時間帯層にどれだけの人がいるのか、またその変移」は分かっても、全体的な睡眠時間の動向は多少把握しにくいのも事実。そこで各時間区分の中央値(両端はそれぞれ他の階層と同じ時間の足し引きとなるように。具体的には4.5時間・5.5時間・6.5時間……)を用い、概算的な平均値を算出したのが次のグラフ。

↑ 中央値を元に算出した1日の平均睡眠時間(時間)
↑ 中央値を元に算出した1日の平均睡眠時間(時間)

縦軸の加減がゼロでは無く5.40時間であることに注意してほしい。この限りにおいては、男性は30代、女性は40代で睡眠時間が一番少なくなり、それ以降は漸増する動きを見せている事が分かる。「お年寄りほど睡眠時間が長い」(朝は早いが)という経験則は間違いではないということだ。



やや余談になるが、【男女の睡眠時間の転換年代「40代」について調べてみる】でも触れた「40代の転換点」は今回のデータでも確認されている。

↑ 男性平均睡眠時間-女性平均睡眠時間(時間)
↑ 男性平均睡眠時間-女性平均睡眠時間(時間)

原因はいまだもって不明で、むし「「寝る子は育つ」とは言い切れない? 睡眠時間と体力テストの平均点との関係をグラフ化してみる」のように別の視点でも似たような「男女間の変移」が見られる始末。今後も何か睡眠時間に関する調査結果が出た際には、今件について考察を加えてみることにしよう。

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