女性は5年前と比べて増加中…習慣的に朝食抜き、男性10%・女性6%

2010/12/12 12:00

空のお皿厚生労働省は2010年12月7日、「平成21年国民健康・栄養調査結果の概要」を発表した。それによると習慣的に朝食をほとんど食べない成人は男性で10.7%・女性で6.0%に達していることが分かった。男女とも歳を経るにつれて減る傾向があるが、5年前の調査結果と比べると男性がやや減少しているのに対し、女性は40歳代以外はすべての年齢階層で増加しているのが分かる。女性の朝食抜き傾向は悪化しているようだ(【発表リリース】)。

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今調査は健康増進法に基づき、国民の身体の状況、栄養素等摂取量及び生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基礎資料を得ることを目的とするもの。今回調査分では調査実施世帯数は3785世帯で、調査方法は問診及び計測調査による。生活習慣部分は留め置き法による自記式質問紙調査。

普段朝食を食べるか否かについて質問を行い、「週2-3日食べない」「週4-5日食べない」「ほとんど食べない」と回答した者を「習慣的朝食欠食者」と認定。該当者は男性で10.7%、女性で6.0%という結果になった。

↑ 習慣的に朝食をほとんど食べない(20歳以上)
↑ 習慣的に朝食をほとんど食べない(20歳以上)

男性の方が家を出る事情(出勤)による多忙さが多いことからか、朝食を採らない人の割合が大きい。ただし経年による変移を見ると、男性が微減状態にあるのに対し、女性は0.5ポイント増加しているのが気になる。

これを年齢階層別にみると、男女の違いがおぼろげながら浮かび上がってくる。

↑ 習慣的に朝食をほとんど食べない(20歳以上)(男性)
↑ 習慣的に朝食をほとんど食べない(20歳以上)(男性)

↑ 習慣的に朝食をほとんど食べない(20歳以上)(女性)
↑ 習慣的に朝食をほとんど食べない(20歳以上)(女性)

男女とも20・30代が圧倒的に多く、【忙しすぎて食べる時間がない!? 20代男性の3割は朝食抜き】【時間が無い・習慣が無い 朝食を取らない理由】にもあるように、時間的に余裕が無い若年層ほど朝食抜きの傾向が強いのが分かる。そして男性は40代で大幅増加、60歳以降で増加しているが、おおよそ減少傾向。

ところが女性の場合は、20・30代の圧倒的多さに違いは無いが、40歳代のみが減少、他は大幅な伸びを示している。男性の特異点的な年齢区分で女性も他の区分とは異なった動きを見せるあたり、興味深い傾向といえる。【男女の睡眠時間の転換年代「40代」について調べてみる】でも触れたが、男女とも40代というのは体質的な変化が生じる世代なのかもしれない。



やや余談になるが。ダイエットや健康法の一環として朝食を抜いている、忙しくて食べる暇が無い場合以外に、元々朝食を食べる習慣が無い人もいる。いつ頃「習慣的朝食欠食者」になったかを聞いたところ、成人に達してからという人が男性はほぼ半数、女性は6割という結果が出ている。

↑ 朝食欠食が始まった時期(20歳以上、欠食者限定)(男性)
↑ 朝食欠食が始まった時期(20歳以上、欠食者限定)(男性)

↑ 朝食欠食が始まった時期(20歳以上、欠食者限定)(女性)
↑ 朝食欠食が始まった時期(20歳以上、欠食者限定)(女性)

成人以降の朝食欠食は、ダイエットにせよ多忙にせよ、ある意味自己責任。だが、それ以前、保護者の元で生活を営んでいる時からの朝食欠食は、多分に保護者に責が求められる。男性5割・女性4割の「習慣的朝食欠食者」は子供のころからの習慣として身についているため、今後もその状態を続ける可能性は高い。あるいは自分の子供に対しても同じ状況を求めることも考えられる。欠食の連鎖を起こさないよう、自身の自覚はもちろんだが、周囲も十分に気を付けて欲しいものだ。

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